内容説明
言葉にできない不安感。おさまりのつかない気持ち悪さ。誰をも奇妙な世界に誘い込む、今邑彩のベスト短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
110
先に読み終わった文庫との差異は、あとがきと2篇少ないところだけでした。この5年後に亡くなっちゃうなんて、残念です。初出:カラス、なぜ鳴く(「小説NON」1994年12月号)/ たつまさんがころした(「小説NON」1994年7月号)/ シクラメンの家(「小説NON」1995年6月号)/ 鬼(「小説すばる」1999年7月号)/ 黒髪(「小説すばる」1999年12月号)/ 悪夢(「小説すばる」2000年8月号)/ メイ先生の薔薇(「小説すばる」2001年7月号)/ セイレーン(「小説すばる」2000年4月号)2017/10/03
aki☆
76
「ホラー風味のミステリー」8話短編集。不穏な空気を漂わせラストでゾワっと(;・∀・)。次はどんなオチがくるのかとドキドキ。「鬼」「黒髪」は怖かった。ホラー要素は無くても人の心に潜む「鬼」の怖さにもゾッとさせられる。今邑さんのこの手の短編集は「よもつひらさか」「つきまとわれて」に次いで3冊目だったけど、甲乙つけがたい面白さと読み易さだった。2020/06/03
yukision
72
8篇の短編集。今邑さんがあとがきで「ホラー風味のミステリー」と書かれている通り、ゾクゾクする中にも人間の心理がうまく表現されていて、単に怖いだけではないのがいい。ほかの作品も読んでいきたい。2021/04/23
里季
70
「よもつひらさか」出であった作家さん。さすが。一見ものすごく怖いものではないようでいて、言いようのない恐怖、不安が読後に襲ってくる。「たつまさんがころした」と表題作「鬼」がよかった。2015/09/15
miyumiyu
65
今邑彩さん初読。表題作の「鬼」が一番おもしろかった。迫り来る恐怖感だが、最後はこちらまでホッとする。「黒髪」も古典的なホラーで、いい感じにゾワッとくる。この季節に読むにはおもしろい。他の作品も読んでみよう。2015/07/26




