出版社内容情報
とつじょ、4世代、9人の大家族に。
くすりと笑って、ほっこり心が温かくなる、いまどき大家族小説。
内容説明
家族のあれこれ知っていますか。父が、母が、子が、祖母が。4世帯家族の混線連作小説集。
著者等紹介
中島京子[ナカジマキョウコ]
1964年東京生まれ。東京女子大学卒業。03年、書き下ろし長編「FUTON」で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
90
20年も引きこもりの長男と認知症の母を抱える元歯科医の夫婦の家に夫が事業に失敗し、名門私立中から転校せざるをえなかった息子がいる長女一家が同居する。そこにさらに夫と離婚したが芸人の子を妊娠した次女が戻ってくる。ひっそりと暮らしていたはずが、ドタバタな生活に…それぞれに焦点をあてて話は進む。引きこもりの長男の存在がいい。何とも憎めない。そんな彼に恋の花が…彼のよさに気づいてくれた彼女よ、ありがとう!なんのかんのいって幸せな家族なんだな。2026/08/19
taiko
90
父母、祖母、長男、長女一家、次女の8人の大家族。それぞれにいろいろな問題がある。夫が事業に失敗し、自己破産し出戻った長女、不妊が原因で離婚に至った直後に別の人の子を身ごもった次女、ひきこもりの長男、祖母は軽度なようだか認知症を患い、家族のゴタゴタに不満を抱える母、息子との関係修復がままならず我関せずを決め込む父。どこかにありそうな話のオンパレード。しかし、著者の筆にかかれば、クスッと笑える家族小説となり、案外幸せだよねと思わされます。緋田家の未来も明るいものと思える終わり方が良かったです。2016/07/30
扉のこちら側
82
初読。引きこもり長男の恋愛だけ、あんまりあっさり進んだ感じはあるが、まとまってよかった。最後にお父さんだけが事情をよくわからずにいる落ちが面白かった。我が家も含め、世の父親とはそんな立ち位置なのかもしれない。2013/05/05
ゆみねこ
66
元歯科医師の緋田龍太郎は、穏やかで落ち着いた人生を送っていた…。そこへ長女一家が転がり込み、次女も妊娠して戻って来る。家には引きこもりの長男と、認知症の始まった老義母も。それぞれの目線で描かれるこの一家のあれこれ、家族の形は様々だけど、それぞれの落ち着き先も明るいもので読み心地は良かったです。中島さんのこういう文章、好きですね~。2014/09/16
takaC
65
面白かった。中島京子、見限ったことはないけど、これ読んで一層見直した。書き方が変だな。一層好きになった。もう文庫落ちしてるんだよねこれ。買うよ買う。今夜にでも買うよ。うっかり『小さいおうち』のことすっかり忘れてたけど今思い出したから読むよ。ASAP で。2010/12/17




