生(き)のみ生(き)のままで〈上〉

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生(き)のみ生(き)のままで〈上〉

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087711882
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「私たちは、友達じゃない」

25歳、夏。恋人と出かけたリゾートで、逢衣(あい)は彼の幼なじみと、その彼女・彩夏(さいか)に出逢う。芸能活動をしているという彩夏は、美しい顔に不遜な態度で、不躾な視線を寄越すばかりだったが、四人で行動するうちに打ち解けてゆく。
東京へ帰った後、逢衣は彩夏と急速に親しくなった。やがて恋人との間に結婚の話が出始めるが、ある日とつぜん彩夏から唇を奪われ、「最初からずっと好きだった」と告白される。

彼女の肌が、吐息が、唇が、舌が、強烈な引力をもって私を誘う――。
綿矢りさ堂々の新境地! 女性同士の鮮烈なる恋愛小説。


【著者プロフィール】
綿矢りさ(わたや・りさ)
1984年京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。2001年『インストール』で第38回文藝賞を受賞しデビュー。2004年『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞。2012年『かわいそうだね?』で第6回大江健三郎賞を受賞。

内容説明

25歳、夏。恋人と出かけたリゾートで、逢衣は彼の幼なじみと、その彼女・彩夏に出会う。芸能活動をしているという彩夏は、美しい顔に不遜な態度で、不躾な視線を寄越すばかり。けれど、四人でいるうちに打ち解け、東京へ帰った後も、逢衣は彼女と親しく付き合うようになる。やがて恋人との間に結婚の話が出始めた逢衣だったが、ある日とつぜん、彩夏に唇を奪われ―。

著者等紹介

綿矢りさ[ワタヤリサ]
1984年京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。2001年『インストール』で第三八回文藝賞を受賞しデビュー。04年『蹴りたい背中』で第一三〇回芥川賞を受賞。12年『かわいそうだね?』で第六回大江健三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

447
10代で鮮烈なデビューを果たした綿矢りささんも35歳(本書の執筆当時)。こんな小説を書くようになった。なんだか、親戚中の期待を背負った姪を見ているような言い方だが、ついそんな気分になってしまう。さて、本書の新境地は女性同士の間の愛を全うすることの可能性を追求したこと。これだけ性の多様化が認知されようと、それはまだまだ観念的な領域でのことなのか。男である私にはわかりかねるのだが、女性におけるバイセクシュアルは案外普通の事なのだろうか(もっとも、彩夏はホモセクシュアルのようだが)。私は自分がヘテロ⇒2023/06/15

starbro

343
綿矢りさは、新作中心に読んでいる作家です。著者の新境地でしょうか、少女漫画チックな同性愛小説、上巻まではありがちな内容です。下巻では、どういう結末を迎えるのでしょうか?続いて下巻へ、トータルの感想は下巻読了後に。【読メエロ部】2019/07/16

bunmei

266
BLの小説や漫画が話題を集める中、本作は、綿矢りさらしい感性で、女性の同性愛を赤裸々に描写した作品。性愛の本能さえも超え、最近よく聞かれるLGBTという枠にも囚われず、男女関係なく、ただ一瞬の内に恋に落ちるようなストレートな恋愛感情を、痛々しくも、生々しい筆致で迫ってくる。自分は決してそんな性癖が無いと思っていた主人公・逢衣が、彩夏の執拗なまでの恋慕に打ち解け、絡み合っていく様は、男女の関係以上に、互いを想うピュアな感情が存在していると感じさせる。逢衣と彩夏、そして颯との今後の運命を乗せて下巻へ…。2022/06/28

パトラッシュ

191
上下巻を通読した感想は「困惑」だった。第一に逢衣と彩夏があまりに突然恋に落ちる点。恋愛小説は『谷間の百合』や『ドルジェル伯の舞踏会』などを好むので、作中で主人公たちがどのような心理的プロセスを経て愛し合うのか描かれていないのに唖然とした。第二に登場人物が善人ばかりな点。ヒロインズの彼氏たちは自分の恋人が同性愛に目覚めても困惑しつつ身を引くし、周囲も理解者が多い。彩夏の母親は生活苦に打ちひしがれているだけだし、唯一、明確な悪意を示した彩夏の後輩の凛も、その理由を明らかにしないまま消えてしまう。(下巻に続く)2019/07/17

hiro

166
綿矢さんの本は14冊目。『きのう何食べた?』など最近のドラマでも、同性の愛を描いたものが多いので、女性同士の愛を描いたこの作品もまったく違和感なく読むことができた。愛し合うようになった逢衣と彩夏の関係がもし壊れるとすれば、彩夏がいる芸能界というところが邪魔をするのでだろうと、思いながら読み進めていったが、芸能界を描いた『夢を与える』、そして『ひらいて』というの綿矢さんの二作品を思い出した。さて下巻では、逢衣と彩夏の愛はどのように進展するのだろうか、もちろん続けて読みます。2019/07/21

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