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平成犬バカ編集部

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087711653
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人生の崖っぷちに立たされたひとりの男が起死回生をかけて立ち上げたのは、この国初めての日本犬専門雑誌だった――。激動の犬現代史を、犬バカが集まる『Shi-Ba』編集部を軸に追う、渾身のノンフィクション。

片野ゆか(かたの・ゆか)
1966年東京生まれ。2005年「昭和犬奇人 平岩米吉伝」(単行本タイトル『愛犬王 平岩米吉伝』)で第12回小学館ノンフィクション大賞受賞。『旅する犬は知っている 6匹の犬が教える“極楽旅行の秘訣"』『犬が本当の「家族」になるとき』『アジワン ~ゆるりアジアで犬に会う』『ゼロ! 熊本市動物愛護センター10年の闘い』『旅はワン連れ ビビリ犬・マドとタイを歩く』『動物翻訳家 心の声をキャッチする、飼育員のリアルストーリー』など著書多数。話題を呼んだ『北里大学獣医学部 犬部!』はコミック化もされている。

片野 ゆか[カタノ ユカ]
著・文・その他

内容説明

平成、それはこの国に多くの“犬バカ”が生まれた時代―。この国の犬たちは、かつて番犬と呼ばれていた。そんな日本の犬たちが、人間社会のなかで存在感を示しはじめたのは、時代が平成になった頃のことだ。新しいペットライフの土台が整い、人間と犬をとりまく環境や価値観が大きく動いた。日本で暮らす飼い主と犬にとって、それは有史以来の大変革期といっても大げさではなかった。雑誌『Shi‐Ba』の歩みとともに犬現代史の全貌に迫る、本格ノンフィクション。

目次

崖っぷち男、最後の挑戦
めざせ!?『VOGUE』みたいな犬雑誌
お笑い転じて、創刊号
ラブレターfrom柴犬
時をかける愛犬たち
書を捨てよ、犬を見よう
スタッフ犬、続々デビュー!
兄貴、星になる
クレームも、シモネタも
ダメな上司が犬のしつけにも失敗する5つの理由
涙のバースデー
戌年バブルがやってきた!?
嗚呼、憧れのワンコ旅
インターネットと大災害
シーバ、炎上
ニッポンの犬、変化する
福ちゃん、奇跡の生還!
我ら、犬バカ編集部員

著者等紹介

片野ゆか[カタノユカ]
1966年東京生まれ。2005年「昭和犬奇人―平員米吉伝」(単行本タイトル『愛犬王 平員米吉伝』)で、第12回小学館ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

63
犬専門誌の歴史が映し出す変化。中でも「飼う→暮らす」という家族意識への変化が、1999年『動物愛護法』改正に結実した感。揺り籠から墓場までの過程で垣間見える苦楽の数々に、ヒトの半生を重ねることも度々。中でも”老い”は、切実。家族の一員、感謝しかない。一方、炎上と繁殖ビジネスが齎すそれぞれの心理描写が、現代社会の闇を現す。だからこそ、”バカ”力が求められるのかもしれない。理屈ではなく行動力!記載の”孤独感”を解消するのにももれなく一助。井上氏の後記、愛情が溢れていますね。2019/06/08

なかなか

17
Shi-Baという雑誌がある。柴犬を中心とした日本犬の専門誌。当然だ。柴犬が動物の中で一番可愛いのだから。中でも、うちのが世界で一番可愛い。と、思っている編集者たちがこの雑誌を発刊する話。実は、我が家でも柴犬を飼っていた。幼い子供達にせがまれ、雄の子犬を我が家に迎えた。以来、彼は毎日々々尻尾を振って、共働きの両親に代わって学校から帰ってくる子供達を迎えてくれた。やがて子供達は成長し、彼は天寿を全うした。子供達の成長の思い出は彼の記憶と抜きがたく結びついている。とにかく、柴犬は可愛い(×100)。2018/12/02

高橋 (犬塚)裕道

16
星5。兎に角面白い!笑いあり、涙あり!途中にも泣いてしまったところがあるが最後は涙なしには読めません!でも暗く終わっている訳ではない!兎に角犬バカは良いなあ〜!2019/02/16

むら松

14
NHKドラマ「シバのおきて」の原作で、初の日本犬専門雑誌「Shi-Ba」にまつわるノンフィクション。実家で通算34年、2頭の柴犬を飼っていたが、ここまでの熱量で愛犬と向き合っていなかった…。本書にある通り、日本犬を取り巻く環境が変わる端境期だったのだろう。かわいがってはいたものの、とにかく雑に飼っていた。歯磨きや予防注射、老犬介護などにかかる費用や労力などを考えると、簡単に手を出せそうもない。だから通りすがりに柴犬とその飼い主さんを見かけたりすると、思わずその存在に感謝と尊敬、末永く幸あれと願ってしまう2025/12/07

sumiyaki

12
時間がなくて、超斜め読みに成ってしまった。犬の雑誌Shi-baの編集・出版の話と犬の雑学の話。面白いけど、犬のかわいい写真や絵がもっとあったら楽しい。でもそれはshi-baを読みましょうということ。雑誌も見ながら読んだらさらに楽しかったのかも。2018/12/27

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