出版社内容情報
内容説明
人生は想定外のことばかり。だけど、明日はきっと、すばらしい。中学校教師として生徒たちの成長に感動した日々と、主婦となり、のん気な夫とやんちゃな娘と過ごす今。ふたつの時間が教えてくれた、一番大切なこと。著者初の育児エッセイ集。
目次
我が家のメンバー
虹が出たなら
人生の岐路
最強の占い師
女子力発揮
メモリアルデイ
朝の定番
主婦の心得
読めそうで読めない明日に未来
究極の共同生活〔ほか〕
著者等紹介
瀬尾まいこ[セオマイコ]
1974年大阪府生まれ。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞を受賞し、翌年、同作を表題作とする単行本でデビュー。05年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞を、08年『戸村飯店青春100連発』で坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
210
数々の名作を次から次へと生み出す瀬尾さんのエッセイです。いや、エッセイってこんなに笑えるんだってびっくりするぐらい、たくさん笑わせてもらいました。内容は作者さんの結婚から、出産、幼稚園に通うまでの時期を子供の成長とともに生き生きと描いています。旦那さんのほのぼの&おっとりした雰囲気は、奥さん的にありがたかったのでしょうね。日に日に'おませ'になっていく愛娘の成長っぷりは本当におかしく、子育ての大変さもコミカルに伝えられてます。これから結婚する女性の方、出産・育児する方は特に読むことをオススメいたします。2017/12/31
fwhd8325
175
瀬尾さんたら、本当に幸せそうです。このエッセイを読んでいるとちょっと嫉妬しちゃうほどです。娘さんの成長も目に浮かぶほどに楽しく成長しているようです。ご主人だって、のんきそうだけど、ここっていう時を待っているような頼もしさを感じます。もちろん、瀬尾さんも立派なお母さんになりつつあります。こんな幸せなエッセイをありがとう。2018/01/31
ドナルド@灯れ松明の火
140
瀬尾さんらしい心温まる家族の話。思いがけず授かった娘さんの出産から2歳くらいまでの育児を中心に描かれ、わが家の娘もそうだったなぁと懐かしかった。良いご主人に恵まれ楽しそうな家族の姿がくっきりと浮かび上がっていた。お薦め2018/01/08
kana
138
今年の1冊目☆*。温かい気持ちになる本なら瀬尾さんでしょう、と選んだ本。小説もいいけど、エッセイもすごくいい♪涙脆くてのんびり屋のご主人、おおらかな瀬尾さんとお似合いだなぁ。そしてのびのび育つ元気な娘さんにいっぱい笑わせてもらったし可愛いかった♡瀬尾さん、日常を楽しむプロだなぁ☆面白いこと、楽しいことは日常にたくさん転がってる。そういうのを大事にできる人っていいな。瀬尾さんのいつも前向きな考え方が好き。今日はすばらしい。でも、明日はもっとすばらしい。そんな風に毎日を楽しみたい。表紙も可愛くてお気に入り♡2018/01/03
みかん🍊
132
寝る事と野球が大好きな大らかな旦那様と娘さんとのほのぼのとしたエッセイ『君が夏を走らせる』を読んだ時まるで育児書みたいにリアルだったので瀬尾さんお子さんが出来たと思ってたのですが元気な娘さんは鈴香ちゃんそのものだった。中学の教師時代の経験と対比しておおらかな子育てをする瀬尾さんとのんびりした旦那さんの会話がまた笑える、自分の明日と娘の明日と明日が二つやってくるようになったきがする、「今日はすばらしい、でも明日はもっとすばらしい」今子育てしている人に是非読んで貰いたい1冊。2018/01/31