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Good old boys

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087710212
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

弱小少年サッカーチームで楽しそうにボールを蹴る子どもたち。一方、彼らをサポートする父親たちは、それぞれに悩みを抱えていて……。8組の父と子の心のふれあいと成長を描く、胸打つ家族小説集。




本多 孝好[ホンダタカヨシ]

内容説明

弱小少年サッカーチームで頑張る子どもたち。仕事や家庭で悩みながらも、子どもを応援する父親たち。8組の父と子の、心ふるわす物語。

著者等紹介

本多孝好[ホンダタカヨシ]
1971年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。94年、「眠りの海」で第16回小説推理新人賞受賞。99年、受賞作を収録した短編集『MISSING』で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

169
サッカー仲間の8人の子供たちの連作8編。子供を通して家庭の形、それぞれ父親の話。どこかの話にかつての自分の姿は無いだろうか?今を悩む親はいないだろうか?みんな昔は子供だったはず。その時間を空間を不器用に描き切った感じ。最後のページも良い。帯はちょっと煽り過ぎだが、本多さん、ナイスアシストだと思った。2017/01/11

みかん🍊

98
弱小少年サッカーチームで勝つ事よりサッカーを楽しむ事に重きをおく老監督のもとでサッカーをする子供たち、どこの家庭でもあり得る夫婦や子供や仕事の問題や悩みを抱えた父親たちの連作短編集、子供たちのサッカーを楽しむ姿を通して父親自身も成長させられる。あの不思議なプロローグはハルカの章へ繋がっていたんですね、ダイゴの章では思わずほろりとさせられました。サッカーをする事よりわずかな子供の時間にたとえ週1でも月1でも親子で過ごせる時間が大切。2017/01/17

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

97
88/100点 弱小サッカーチームの8人の小学生の父親を通して家族とは何かを描いた作品。全く期待せずに読んだのですが、面白かったです。弱小チームが段々成長していく過程と、それぞれに問題を抱えた家族の様子が、丁寧に描かれていて最後は温かな気持ちになれました。まるで重松清さんの小説を読んでいるような印象を受けましたが、男の子を持つ父親なら絶対共感出来る物語です。自分はあの頃、家庭や子供にちゃんと向き合っていたのだろうか、そんなことを思い起こさせられる作品でした。とても良い拾い物をした感じです、オススメです。2017/03/10

yanae

88
サッカー少年団が舞台。本多さんには珍しくミステリー要素はなし。チームに所属する小学4年の8人の父親目線で話が進む。サッカーの話と言えば、勝利をつかむサクセスストーリーが主流だと思うけど、この作品はあくまで8人の家族にスポットが当てられて、各家庭の持つ問題に父親がどうむきあうかが描かれてる。もちろん父子関係も含まれていて、他の父兄、子供たちとの関係を通じて、少しずつ家族が変わっていく。スワンズは勝ちにこだわらない弱小チーム。だけど、子供たちも変わっていく。最後は感動して涙。読み心地のいいお話でした。2017/02/16

chimako

86
決して上手いとは言えない、弱小チーム牧原スワンズ小4のサッカー小僧たちに泣かされた。そのお父さんたちの想いにも。全部を読み終わって、もう一度プロローグを読むと「ハルカ」の章が立って来る。ここから始まる8人のサッカー小僧たちの、その家族の物語が余計に愛しくなる。それぞれに背負うものがあり、それ相応の重みもあり、よろけることも、膝をつくことも有るけれど、生き方が好ましい。ファイト、牧原スワンズ!お父さんたちもお母さんたちも監督もコーチもファイト!ヘイ、と手をあげると足元にはピタリとおさまるボールが来る。2018/12/11

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