先生が終わらない

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先生が終わらない

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087700701
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

週6日の練習で、目指せ全国大会!
――部活動って、そんなに頑張らないとダメですか?

部活動の顧問≒タダ働き、にもかかわらず、
学校の先生は「子供達のために」今日も残業地獄。
中高生とその親世代から、いま最も信頼される著者が、
教育現場の理想と現実に迫る、学校変革小説!

都内の公立中学校で、ひとりの音楽教師が過労死した。
働き方改革の命を受け、教育庁から赴任した新校長が掲げたのは、
「定時帰り」「部活動廃止」「完全週休二日制」。
同僚の訃報に「次は私かも」と怯える、英語教師の亜梨子。
勉強で負けても、部活では私立中に勝ちたいバレー部部長の一花。
子供達の青春の場を守ろうと、使命感に駆られる保護者会会長の優佳。
それぞれの立場から「学校」のあるべき姿を見つめ直す、再生の物語。

【著者略歴】
額賀澪(ぬかが・みお)
1990年茨城県生れ。2015年に『屋上のウインドノーツ』で松本清張賞を、『ヒトリコ』で小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。「タスキメシ」シリーズ、「転職の魔王様」シリーズ、『天才望遠鏡』『さよならの保険金』『恋するブタハナ』『1冊目に読みたい小説の書き方の教科書』など著書多数。



【目次】

内容説明

都内の公立中学校で、ひとりの音楽教師が過労死した。働き方改革の命を受け、教育庁から赴任した新校長が掲げたのは、「定時帰り」「部活動廃止」「完全週休二日制」。同僚の訃報に「次は私かも」と怯える、英語教師の亜梨子。勉強で負けても、部活では私立中に勝ちたいバレー部部長の一花。子供達の青春の場を守ろうと、使命感に駆られる保護者会会長の優佳。それぞれの立場から「学校」のあるべき姿を見つめ直す、再生の物語。中高生とその親世代から、いま最も信頼される著者が、教育現場の理想と現実に迫る、学校変革小説。

著者等紹介

額賀澪[ヌカガミオ]
1990年茨城県生れ。2015年に『屋上のウインドノーツ』で松本清張賞を、『ヒトリコ』で小学館文庫小説賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

151
数ある教師のお仕事小説の中でも、教育現場における理想と現実の葛藤や憤りをここまでリアルに炙り出し描いた作品はあまりなかったかと。現役教師の友人が本作を評して「苦しくて読めない…」と漏らしたこと自体、登場人物の藤木や司波ら教師の葛藤と苦悩が、リアルな現場教師と強く共鳴している証拠だろう。教師・子ども・保護者の視点から「学校のアップデート」を問い直す本作は、まさにいま読むべき一冊。部活動の地域移行が本格化するいまだからこそ、現場の苦悩と希望を描いた本作が、多くの教育関係者や保護者に届くことを願ってやまない。2026/10/07

タックン

123
ここまで学校の先生の実情を生々しく書いた作品は初読みかも。息子が都内の私立中高一貫校で教師をしているので他人ごとに思えなくて。吹奏楽部の顧問の女性教師が急死し過労死と診断され、労働改革の一環で知事に派遣された校長のキャッチフレーズが(定時帰り・部活動廃止・完全週休二日制)だった。主に部活動の教師のボランティア化が争点になってたが、ほんとうに難しい問題だと思った。教師にとっては完全にボランティアで負担になるし、生徒にとってはある意味やりがいだし。最後の知事の前で報告した藤木女性教師の言葉が全てだと思った。2026/10/24

itica

91
30代の教師が突然死したことが発端となり、その中学校では働き方改革のモデル校となった。これまで当たり前だった部活顧問の負担については考えたこともなかった。教師、生徒、保護者それぞれの視点で語られることにより、三者間のズレが良く分かる。これまで常識とされてきたことを覆すのは簡単ではないだろうが、教師をブラックから救うために何が必要か、社会全体で考えるべきだろう。 2026/10/09

ムーミン

78
まさに今本市も直面している部活動の問題をリアルな形で描いてくれた秀作です。最前線で知恵を絞り、なんとか子どもたちのためにと頑張ってくれている先生方のためにも教育行政として仕組みを整えたり、保護者、市民への理解を促すことに日々取り組んでいます。未来に向けて今やらねばならないことを理解、応援してくださる方々には感謝ですが、近視眼的に状況をとらえがちな人々とのやりとりが、本当に辛いです。子どものことなんだから学校、教育委員会で、という国や県、社会の他人事感に、無力さを感じもしますが、子どもや先生のため頑張ります2026/10/19

Karl Heintz Schneider

77
吹奏楽部の顧問をしていた女性教師の過労死を機に新校長が市立南中学校へやってきた。掲げた目標は「定時帰り」「部活動禁止」「完全週休二日制」教師・生徒・保護者からの猛烈な反発を淡々と受け流す新校長。「たかが学校の部活に勝利を求める価値観がそもそも歪んでいるんですよ。勝っても負けても強くても弱くてもいいじゃないですか。」飽くなき勝利を求めるのは学校の威信のため?教師の自己満足?それとも保護者によるかつての自分の青春の我が子への投影?生徒の気持ちが置き去りにされていることに気づかない大人への警鐘とも言うべき一冊。2026/10/16

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