出版社内容情報
時代劇やドリフが放送されるテレビを家族全員で見ていた、昭和のあの頃。嘘吐きの内本健吾、理屈っぽい京野達彦、異性にモテたい丸顔の矢島誉は、中学生になっても変わらず、どうでもいいことに全力を注ぎ、腹を抱えて笑う日々を送っていた。スリルもサスペンスも謎解きもない。恋愛もない。青春なんて、なおさらない。あるのは、馬鹿馬鹿しい冗談と笑いだけ――のはずだった。
ところが、同じ中学の小此木武史が率いる「ウソッコ団」が健吾たちの前に立ちはだかってしまったから、おだやかでない。「罪のない嘘で世の中を面白可笑しく幸せにする」という彼らは、健吾たちを仲間に引き込もうと、あの手この手で仕掛けてくるのだった。野球、ラブレター、壁新聞、おなら幽霊、そして夏の海。……なんか変なのが混ざったが、許せる嘘と、許せない嘘。その境目をめぐって、虚言少年VSウソッコ団の、しょうもなくも切実な激闘が始まる――!
あの虚言少年が帰ってきたぞ! 京極夏彦が描く、青春不在の青春小説、待望の続編。
■目次
ソノ一 馬鹿を嗣ぐ者
ソノ二 阿呆も巣立つ春
ソノ三 鈍間大地を駆ける
ソノ四 冗談と共に去りぬ
ソノ五 遊戯する嘘と実
ソノ六 放屁怪談始末
ソノ七 バンジヨ!
【目次】
内容説明
初 中学進学。ケンゴ、キョーノ、ホマレが戻ってきた!!ファンクラブも無意味に設立決定!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
APIRU
1
かつて、馬鹿なことは面白いという金科玉条のもと馬鹿と笑いを愛するヘンな小学生三人がいたのですが、そんな彼らが中学生になって帰ってきました。野球親善試合、ラブレター騒動、海水浴、そして相変わらず屁の大事件。彼らの馬鹿エピソードは健在でありつつ、そこに加えて本作ではこれまた妙竹林な噓吐き集団が台頭してくるという展開が特徴的。さすがに前作と比べると全体的な馬鹿味や勢いはややトーンダウンした感もありましたが、その一方で、誰も傷付けず蔑まない馬鹿な笑いこそがあるべき笑い、という主張が強くなったような印象があります。2026/11/09
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