ママがロックンロールしてたころ

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ママがロックンロールしてたころ

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087700473
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

奥多摩のさらにその奥の町で、父と暮らしていた久保田炳児(ペイジ)。
変わった名前の由来は、レッド・ツェッペリンのギタリスト「ジミー・ペイジ」だそうだ。「ジミ・ヘンドリックス」も候補だったらしい。
十歳になったある日、小学校の校門で女性に声をかけられた。
「あたしはあんたのママなの」
ペイジが赤ん坊のときに家を飛び出した「ママ」は、バイクで遊び行こうといきなり言い出し……。後からわかったことだけど、母は末期がんに侵されていた。
サイドカーに乗った2日間の旅が、ペイジの何かを変えた――。

【著者略歴】
東山彰良(ひがしやま・あきら)
1968年、台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡へ移住。2003年、「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法 TURD ON THE RUN』でデビュー。09年『路傍』で大藪春彦賞、15年『流』で直木賞を受賞。16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞、17~18年『僕が殺した人と僕を殺した人』で、織田作之助賞、読売文学賞、渡辺淳一文学賞を受賞。近著に『怪物』『わたしはわたしで』『邪行のビビウ』『三毒狩り』などがある。



【目次】

内容説明

奥多摩のさらにその奥の町で、父と暮らしていた久保田炳児。変わった名前の由来は、レッド・ツェッペリンのギタリスト「ジミー・ペイジ」だそうだ。10歳のある日、小学校の校門で「ママ」に声をかけられた。ペイジが赤ん坊のときに家を飛び出した彼女は、バイクで遊びに行きたいといきなり言い出し…。人はどんなときに自分が愛の欠落した人間だと気づくのか?

著者等紹介

東山彰良[ヒガシヤマアキラ]
1968年、台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡へ移住。2003年、「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』でデビュー。09年『路傍』で大藪春彦賞、15年『流』で直木三十五賞を受賞。16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞、17~18年『僕が殺した人と僕を殺した人』で、織田作之助賞、読売文学賞、渡辺淳一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

149
東山 彰良は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は、(ジミー・)ペイジ由来の天才ギターキッズの成れの果て青春譚の秀作でした。タイトルからあまり期待せずに読んだのですが、著者のNo.1かも知れません🎸🎸🎸 今年のBEST20候補です。 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-770047-32026/04/24

hiace9000

109
中2で天才(ギター)少年と呼ばれ一躍時の人となり、やがては何者かになりたくて、されど何者にもなれなかった青年・久保田炳児(ペイジ)。彼の生い立ちに「楔」となって残るのは、彼の生後すぐ出奔した母との突然過ぎる再会と2日間のバイク旅。数ヶ月後に癌で急逝した母と過ごした鮮烈な思い出は、その後の人生の折々で浮かび上がっては彼を揺さぶり続けるー。輝く希望と何かに向かって進む成功譚ではなく、ペーソスとアイロニーとに満ちた“後日談”を諧謔とともに「ロックに」描く物語。このおかしみに溢れる孤独にロックの真髄を感じる。2026/05/09

ずっきん

59
読む音楽とでもいえばいい? 主人公の心情ダダ漏れ私小説風(←むっちゃ苦手)とでもいう?なのにこの読み心地のよさはいったいどういうことだ。そりゃあ、東山彰良だからだ。決まってる。さて、前作の『三毒狩り』では諦念についてあんなに語っといて、今度はまたはじめることについて、綴るというか、奏でるというか、歌うというか。セックスの絶妙な例えがでてきてたけど、あなたの文章を読む気持ち良さったら。負けてない。2026/05/10

tetsubun1000mg

24
東山彰良さんの作品は直木賞受賞作「流」に続き2作目となる。 10歳の小学生時代に、幼いころに離婚した生き別れとなった母親が、小学校の校門にサイドカー付きのバイクで現れる。 それから母親と2日間バイクで旅をしたのが記憶に残っている。 主人公は久保田ペイジ、バンドマンの父親の影響で幼いころからギターで遊んでいたので「ギターの天才少年」として紹介されて一時有名になるが、今は中古CD店のチーフとしてギターも離れていく。 登場人物の設定物語のや構成も上手く文章も無駄がなく読みやすい。 まるで純文学作品のようだった。2026/06/07

えも

24
10歳のペイジのもとに、自分を捨てて出ていった末期がんのママがサイドカーでやってきて、一緒に2日間の旅に出る▼その2日間の旅の話かと思いきや、その後のペイジの人生の話。一人称「僕」の視点で語られる文体は、なんだか切なげで、それでいて爽やかで、初期の村上春樹を感じさせる。終わりもとても余韻がある▼これ多分、いい感じの純文学だわ。2026/05/28

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