百日と無限の夜

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百日と無限の夜

  • 谷崎 由依【著】
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  • サイズ B6変判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087700107
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

初めて知るのだが、母体の内部は、らせんだ。
拗れて考えて、愛して爆発して、無限へ手をのばす。
らせんだ。凄い。
――古川日出男

女の体の全てがここにある。
自身の胎内めぐりの旅に出た女と共に
私たちにも闇の先の光が降ってくる。
これは生まれ直しの物語だ。
――中村佑子

第一子の妊娠中、切迫早産で急遽入院を余儀なくされた「わたし」。
医師からは「三か月は出られない」という衝撃の事実を聞かされる。妊娠7ヵ月で子宮口がひらくとは、それほどの重症なのだった。
生業とする書き仕事や日常の営みを奪われ、ただすべての時間を横になって過ごす日々の中、
ある晩ひとりの女が「わたし」のもとを訪れる。彼女こそ、能作品『墨田川』に登場する女物狂い・班女。
人攫いに遭い子を失った班女を案内人に、中世・京の都から駆け込み寺、若狭のお水送り、海辺の産小屋へと、「わたし」と班女の時空を超えた道行きは続き……。

切迫早産での入院中の日々の詳細と、
子産みと生命にまつわる夢幻の地獄めぐりを編み上げた、
かつてない出産幻想文学。


【著者略歴】
谷崎由依(たにざき・ゆい)
1978年、福井県生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。2007年「舞い落ちる村」で第104回文學界新人賞受賞。19年『鏡のなかのアジア』で第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。近畿大学文芸学部准教授。小説のほか、英語圏小説の翻訳を手がける。その他の著書に『舞い落ちる村』『囚われの島』『藁の王』『遠の眠りの』、訳書にジェニファー・イーガン『ならずものがやってくる』、コルソン・ホワイトヘッド『地下鉄道』、ノヴァイオレット・ブラワヨ『あたらしい名前』など。


【目次】

内容説明

ほんの百日、されど百日。それだけ待てば、赤ん坊が手に入る―。第一子の妊娠中、切迫早産で急遽入院を余儀なくされた「わたし」。医師からは「三ヵ月は出られない」という衝撃の事実を聞かされる。妊娠7ヵ月で子宮口がひらくとは、それほどの重症なのだった。生業とする書き仕事や日常の営みを奪われ、ただすべての時間を横になって過ごす日々の中、ある晩ひとりの女が「わたし」のもとを訪れる。彼女こそ、能『隅田川』に登場する女物狂い。人攫いに遭い子を失った彼女を案内人に、中世・京の都から駆け込み寺、若狭のお水送り、海辺の産小屋へと、「わたし」と“班女”の時空を超えた道行きは続き…。切迫早産での入院中の日々の詳細と、子産みと生命にまつわる夢幻の地獄めぐりを編み上げた、かつてない出産幻想文学。

著者等紹介

谷崎由依[タニザキユイ]
1978年、福井県生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。2007年「舞い落ちる村」で第一〇四回文學界新人賞受賞。19年『鏡のなかのアジア』で第六九回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。近畿大学文芸学部准教授。小説執筆のほか、英語圏小説の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kieth文

21
女だけが持つ身体のしくみと母性の赤裸々な独白。男性女性の性を超えて、さまざまな生と死の境が子宮であり、胎内だった。 著者自身の切迫早産の経験を赤裸々に描きつつ、子供を持つ事の希望と失う恐怖にも似た不安を夢の中で異世界を描きながら伝えていく。タラレバや苦情を歯に衣着せぬ語り口で吐露する文言はある意味正直で、そこが面白くもあった。2025/10/20

弥都

2
面白いかなと思って半分くらいまで読んだが、よく分からなかった。2025/10/22

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2025年9月初版。初出「すばる」2022年7月号~12月号、23年3月号~8月号、10月号~11月号、24年1月号~3月号、5月号~12月号。加筆・修正。切迫早産で三ヶ月入院した経験に基づく譚。女性の体は複雑で男には理解不能です。男は前立腺だけで単純だから?谷崎さんの著作は三冊目の読了です。2025/10/16

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