出版社内容情報
芥川龍之介 安部公房 筒井康隆 伊藤計劃 モブ・ノリオ 宮沢賢治 小松左京 秋山瑞人 三崎亜記 青来有一 星野智幸 山本弘 田中慎弥 稲垣足穂 内田百〓 高橋新吉 赤川次郎 小島信夫 奥泉光 小松左京
内容説明
虚構の戦争が照射する、人間のリアルとは―。田中慎弥「犬と鴉」、赤川次郎「悪夢の果て」、小島信夫「城壁」他。SF・寓話・幻想文学。戦争文学アンソロジー。巻末に全集版の解説、月報掲載のインタビューを再録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルキド出版
7
小松左京「春の軍隊」(初出1973年)。高橋源一郎『ジョン・レノン対火星人』や東浩紀『キャラクターズ』の原型だろうか。銀座数寄屋橋交差点の戦闘シーンは圧巻。文章のドライブ感が尋常でない。筒井康隆「遠い座敷」、星新一「午後の恐竜」と並ぶ真の傑作短篇。2024/04/30
メルキド出版
3
高橋新吉「うちわ」2023/11/29
源次/びめいだー
0
2003年星雲賞(短編)「おれはミサイル」など、戦争をテーマにしたSF・幻想作品を18篇収録したアンソロジー。良かったです。2023/08/22
kuro
0
こういうアンソロジー(ジャンル硬柔世代バラバラ)は始めて手に取ったけど個人的にはとても良かった。とりわけ、稲垣足穂や小島信夫を "戦争文学" として読むのは刺激的では。他の巻もこういうテイストかな?2020/01/14