集英社文庫<br> 贖い主―顔なき暗殺者〈上〉

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集英社文庫
贖い主―顔なき暗殺者〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 374p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087607444
  • NDC分類 949.63
  • Cコード C0197

出版社内容情報




内容説明

クリスマスシーズンのオスロで、街頭コンサート中の救世軍のメンバーが射殺された。オスロ警察警部のハリーはこの件の捜査に当たるが、衆人環視のなかの事件なのに目撃証言がまったく得られないことに疑問を抱く。一方、暗殺の実行犯は、すぐにオスロから脱出しようとするが、降雪で航空便が欠航になり、一晩滞在せざるを得なくなる。翌朝、新聞を目にした彼は…。傑作北欧ミステリー。

著者等紹介

ネスボ,ジョー[ネスボ,ジョー] [Nesbo,Jo]
1960年ノルウェーのオスロ生まれ。ノルウェー経済大学に進学。卒業後、就職する傍ら、大学時代から始めた音楽活動も続行し、バンドを結成。やがて燃え尽き症候群のような状態となり、オーストラリアへ半年逃れる。この時初めて書いた小説『ザ・バット 神話の殺人』が「ガラスの鍵」賞を含む複数の賞を受賞、作家への道が開ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

103
ジョーネスボは、私にとって今の北欧ミステリの一番かも。フランス語でネクタイを意味するクラバットが、まさかクロアチアという言葉から来てるなんてびっくり。しかもクロアチアのスウェーデンの使われ方から。ただ、フランス語ではune cravate。 女性名詞だなんて語源の勇敢さとイメージ合わないわね。作品の感想は下巻に。2020/08/09

のぶ

82
いつものオスロ警察ハリーのシリーズだが、上巻では展開が非常にゆっくりだ。クリスマスを目前にしたオスロ。この巻の前半部では、オスロ警察のいつものメンバーの日常が描かれていてこれといった事件はないが、レギュラーメンバーの話なので、これはこれで面白い。中盤になり、街頭コンサートで救世軍のメンバーが射殺される。やっと物語が動き出した感じで、ハリーはこの件の捜査に当たるが、徐々に手掛かりは出るものの捜査は思うように進まない。この先面白くなる予感のするところで上巻は終わり。感想は下巻で。2018/05/08

巨峰

72
冬のノルウェーはオスロを舞台にしたシリーズ第6作。ほんと映画をみているようなスピーディな場面展開はこの作家さんの持ち味だと思いますが、どんどん小説自体がうまくなってる気がします。救世軍が大きなテーマになっていて大阪なら西成の愛隣地区にあるあの教会とかがそうかな?キリスト教の信仰と貧民の救済を目的とした組織でしょうか。軍隊のような内部組織・名称が興味深いなと思いました。それから旧ユーゴの内戦やノルウェーに蔓延する麻薬事情なども取り上げられており、それが人々の生活や家族を蝕んでいるのがいたいです。2019/03/03

panam1927

27
★★★☆☆2018/03/31

mayumi

25
ハリーの新しい上司ハーゲン。最初は、わあ、ハリーと気が合わなそう…と思っていたんだけれど、なかなかの博識で、随所に戦争オタクっぽさが垣間見える。体力もなかなかのもので、ジムでつい張り合ってしまうハリーが面白い。負けてるけど(笑)。2018/07/12

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