出版社内容情報
3年前の同僚刑事が殺された事件を追い続けるハリーだが、証拠を得られず生き詰まり、酒におぼれて免職の通達が。そんな中、オスロを震撼させる猟奇的事件が起こり、ハリーも捜査に加わる…。北欧ミステリーを牽引する作家の傑作。
ジョー・ネスボ[ジョーネスボ]
戸田 裕之[トダヒロユキ]
内容説明
一人暮らしの女性が銃で撃ち殺され死体で見つかった。左手の人差し指が切断されていた上に、遺体から珍しいダイヤモンドが見つかると、猟奇的な事件に、注目が集まる。ハリー・ホーレ警部は、3年前の同僚刑事の殉職事件を捜査し続けていたが、証拠を得られず捜査中止を命じられ、酒に溺れて免職処分が決定。正式な発令までの間、この猟奇的事件の捜査に加わるが、事態は混迷を深めていく…。
著者等紹介
ネスボ,ジョー[ネスボ,ジョー] [Nesbo,Jo]
1960年ノルウェーのオスロ生まれ。少年期にはサッカーに熱中しプロ選手を目指すも、膝を故障し断念、ノルウェー経済大学に進学。卒業後、就職する傍ら、大学時代から始めた音楽活動も続行し、バンドを結成。しばらく仕事とバンドを両立させていたが、やがて燃え尽き症候群のような状態となり、オーストラリアへ半年逃れる。この時初めて書いた小説『ザ・バット神話の殺人』が「ガラスの鍵」賞を含む複数の賞を受賞、作家への道が開ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
67
まだ上巻を読む限りだが、起伏にとんだストーリーでとても面白く読み終えた。この本の魅力は何といっても主人公、ハリー・ホーレのキャラクターにある。物語は一人暮らしの女性が射殺体で見つかるところから始まる。指一本が切り取られ、五芒星のダイヤモンドが見つかる。事件は他の北欧物に似て残忍なものだが、ネスボの文章は必要以上に強調されておらず、また私生活を捜査に巧みに溶け込ませて、自然に引っ張っていく。この先も新たな事件の起きそうな気配があり、五芒星の謎がどう絡んでくるのか?引き続き下巻に入ります。2017/04/13
巨峰
66
ハリー・ホーレシリーズの第5作目で、オスロ三部作の最終作。ということは、エッレン殺害事件は今作で解決するのか。このシリーズは順番に読めているわけですが、本作はかなり読み応えあります。作者がどんどんうまくなっているのがよくわかります。女性の殺人事件。切り落とされた指。ダイヤモンド。五芒星。後半が楽しみです。2019/02/09
chiseiok
38
覚悟してたけれど、ノルウェー人名やっぱ分っかんね。カミッラて言われりゃそりゃ女性だと思うけれど、オーラウグって男?女?苗字?名前?前後読み直すと「彼女の…」って。お、おう女性ですか💦。更にこれは読んでる自分の資質の問題だけれど、中断再開時に状況を脳内復元するのにいちいち時間が掛かる。もう何度もギブしかけた。なのになのに…。お互いの思惑を充分に熟知しているハリーとヴォーレル、二人のスリリングなタッグ捜査はどこへ向かうのか?。エッレンの死の真相はどう明かされるのか?疲れるのに止められない。げ、下巻へ行ぐぅ。2019/07/10
わたなべよしお
32
まだまだ。「下」まで行かないと、何とも言えない。今のところは、ややかったるい感じだ。しかし、これで終わるわけがない。信じているけど。まぁ、それにしても、ハリー・ホーレシリーズ。どうして、こういう刊行の仕方になるのかねぇ。ちゃんと順番に出してもらわないと。どのシリーズもそうだけど、特に、このシリーズは話が数冊にまたがっているので。2017/02/18
ばんだねいっぺい
30
酔いどれだけれど腕っこきの刑事。途中の「ここには、不審なやつしかいない。」に吹き出した。徐々にヒントが集まってきて下巻へ2017/06/03
-
- 洋書
- Soulmates