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集英社文庫
支配者〈上〉―チューダー王朝弁護士シャードレイク

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  • サイズ 文庫判/ページ数 476p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087606942
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

1514年夏。国王ヘンリー8世の巡幸に伴う弁護士業務と、謀反人ブロデリックをロンドンに連行するよう命じられたシャードレイク。
北部の町ヨークで、ガラス職人が不穏な言葉を残して落下死するのを目撃する…。

内容説明

1514年夏。国王ヘンリー8世の巡幸に伴う弁護士業務と、北部で捕らえられた謀反人ブロデリックをロンドンに連行するよう命じられたシャードレイク。訪れた北部の町ヨークで、ガラス職人オールドロイドが王に関する不穏な言葉を残して落下死する現場に遭遇する。やがてシャードレイクが幾度と命を狙われる一方、ブロデリックの身も危うくなり…。CWA賞受賞シリーズ、英国で大人気の歴史ミステリー。

著者等紹介

サンソム,C.J.[サンソム,C.J.] [Sansom,C.J.]
1952年エディンバラ生まれ。バーミンガム大学で歴史学の博士号を取得後に法律を学び、事務弁護士として社会的弱者のために尽力。その経験と知識をつぎ込んだ『チューダー王朝弁護士シャードレイク』を2003年に発表し、CWA(英国推理作家協会)のヒストリカル部門と新人部門の賞にノミネートされる。大好評を得ている『チユーダー王朝弁護士シャードレイク』シリーズはその全体が評価をされ2007年にCWA図書館賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

128
第3作目でいよいよヘンリー8世が登場してきます。主人公も狙わりたりするのですが、犯人の姿は?という感じで楽しめます。ただやはりこの頃のイギリスの歴史というのがあまり詳細には理解できていないので再度勉強する必要がありそうです。シェイクスピアのヘンリー8世も読みなおしてみたい気もします。2016/05/13

ann

63
面白いな〜。ヘンリー八世の治世の最後の方の時代設定。このシリーズの好きなところは、当時の暮らしぶりや価値観などが鮮やかに語られている点。想像の醍醐味。下巻も楽しみ。2018/05/29

Nat

38
シャードレイクシリーズ3作目。クロムウェル失脚後も何とかロンドンで頑張っていたシャードレイクだが、父の突然の死に打ちのめされているところに、大主教のクランマーから厄介ごとを頼まれてしまう。バラクと共にヨークに向かうが、次から次へと事件に巻き込まれていく。それは危ないだろうと思う行動をしてハラハラ。ガイが出てこないのが残念だが、バラクの存在が唯一の安心感を与える。ヘンリー8世と5番目の王妃キャサリン・ハワードも物語に深く関わり、歴史好きにはたまらない展開。まだ事件の全貌は全くわからないが、下巻が楽しみ。2021/01/23

星落秋風五丈原

18
実際に行われたヘンリー8世の北部巡幸に材を取った中世ミステリで、探偵役は‘背曲がり’とその特徴から呼ばれることもある弁護士シャ―ドレイク。彼は特に推理力に優れているというわけではなく、誠実かつ堅実に、弁護士らしく事実を積み上げて結論を導き出すタイプだ。武力はからっきしの彼を守ル相棒役が、同じくクロムウェルに仕えていたジャック・バラクだ。シャ―ドレイクの助手を務めている彼の恋愛話が本筋のミステリにも絡む。はクロムウェルを通じての知り合いであった二人がお互いを知り合う過程も描かれる。 2015/01/03

湖都

13
シリーズ3作目。前作の1年後、舞台はイングランド北部の街・ヨークに変わる。ヨーク、卒業旅行で行ったのが懐かしいな。私の記憶に残る落ち着いた街ではなく、500年前の本書の舞台は国王の巡幸を待つ慌ただしい街。ここで1つの殺人事件が起こり、謎の文書が見つかり、ヘンリー8世の正統性が疑われるようになる。王妃は5人目のキャサリン・ハワードに替わっている。ヘンリー8世の6人の王妃は有名だが、後半は老人と少女の夫婦だったことを今作は突きつける。過去2作と比べると1番読みやすいし、英国王室の家系図も大好物なので楽しい。2020/11/21

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