集英社文庫 悪夢の優勝カップ―プロゴルファー リーの事件スコア〈２〉

エルキンズ，アーロン〈Ｅｌｋｉｎｓ，Ａａｒｏｎ Ｊ．〉/エルキンズ，シャーロット【著】〈Ｅｌｋｉｎｓ，Ｃｈａｒｌｏｔｔｅ〉/寺尾 まち子【訳】

集英社（2012/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 319p／高さ 16cm
• 商品コード 9784087606409
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

キュートなヒロインが話題のゴルフ・ミステリー
女子プロゴルファーのリーに訪れた絶好調。優勝が見えてきたと思ったら、なんとコース内に感電した男の死体。さらに毒殺事件まで起きて…。ジリ貧プロゴルファーが活躍する軽快シリーズ第2弾。

内容説明

賞金ランキング９８位。ジリ貧生活を送る女子プロゴルファー、リー・オフステッドに信じられないことが起きていた。放つショットは全て理想的な弾道を描き、ツアー初優勝も見えてきた！と、その時。コース内で倒れていた男を助けようとしたばかりに初優勝は夢と消え、続いて発生した毒殺事件に巻き込まれ…。試合の陰で、一体何が起きているの？ゴルフ中継の裏事情も垣間見える、好評シリーズ第２弾。

著者等紹介

エルキンズ，アーロン［エルキンズ，アーロン］［Ｅｌｋｉｎｓ，Ａａｒｏｎ　Ｊ．］
ミステリー作家。日本でも馴染み深い“スケルトン探偵”シリーズの『古い骨』でエドガー賞を受賞。この他、美術館学芸員クリス・ノーグレンのシリーズなど邦訳多数。妻シャーロットとの共著“Ｎｉｃｅ　Ｇｏｒｉｌｌａ”はアガサ賞を受賞。米国ワシントン州在住

エルキンズ，シャーロット［エルキンズ，シャーロット］［Ｅｌｋｉｎｓ，Ｃｈａｒｌｏｔｔｅ］
教師や司書として働いた後、作家に転向。エミリー・スペンサーの名でロマンス小説を発表している。夫アーロンとの共著“Ｎｉｃｅ　Ｇｏｒｉｌｌａ”はアガサ賞を受賞。米国ワシントン州在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆう]

シリーズ2作目。優勝も見えてきた！と思ったツアーの真っ最中、またしても事件に巻き込まれるリー。この局面でこんなことになるなんて、持ってるのか持ってないのか、リーらしい。ミステリー感は前作より薄くなってるけど、話はやっぱり好きだなぁ。グレアムとの距離も近づいていい感じ。グレアムの決断にはビックリ！

2016/04/15

[Tetchy]

前作では“アーロン”エルキンズという名前に惑わされ、シャーロットのロマンス小説風味付けの濃さに戸惑ったが、今回は免疫が出来ててすっと入ることができた。特定の人物で形成されるコミュニティの中で嫌われ者である人物が事故に見せかけて殺される、もしくは明らかに何者かによって殺される状況が生まれ、関係者の誰もが一応の動機を持っている設定はアーロン職が濃い。そして魅力あるキャラクターも相変わらず素晴らしい。本当に読んでいて心地がいい。またエルキンズ特有のユーモアもあり、犯人が逮捕されるシーンは思わず笑ってしまった。

2012/02/27

[寧々子]

読みやすいんだけど盛り上がりに欠けるなぁ～　リーがゴルフをする場面が少ないかわりにゴルフ中継の裏事情が描かれています。　作者が現場に出向いて取材したせいか、騒々しさや視聴者受けする映像を撮ろうと右往左往する様子はそれなりに面白く、興味深かったりしたんですけどねぇ～　殺人事件、リーの恋愛、ゴルフ中継の裏事情、どれもそこそこ面白いって感じ？　 いや、殺人事件はコージー･ミステリーのレベルなんで読み応えはないかなぁ～　スグに犯行動機も犯人もわすれちゃいそう!

2012/03/05

[oyai]

出ました「インチキ相互関連の法則」wシリーズ二作目。初日自己最高コースレコード叩き出してトップに躍り出たリー。いよいよ才能開花か？雷雨の後グリーンに雷によると思われる男性の死体が。続いて毒殺死体。この二つの死に関係はあるのか。(あるに決まっているのが相互関連の法則w)怪我でリタイアしテレビ局の仕事を貰ったリーはこの謎をどう解くのか？なんて硬くならずに軽く読めて面白い。オリバー物を求める方には不満かも。

2013/07/11

[Sonny]

コンパクトにまとまって、おもしろかった。これぞ、コージー。レシピも犬も猫も出てこないけど。狭い人間関係の中で事件が起こって、犯人はその中にいる、というのでなければー。「謎の男」とがが犯人では、だめ。

2012/02/21