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集英社文庫
呪われた町〈下〉 (改訂新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 399p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087606362
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

モダン・ホラーの巨匠キングが描く伝説的名作。
町の平穏な日常の陰で事態はさらに悪化。増え続ける犠牲者たちと甦った死者たちの出現…。ベンと彼の仲間は自分たちの敵が何であるか分かりかける。ベンは吸血鬼の侵略から町を守れるのか。

内容説明

町の平穏な日常の陰で事態はさらに悪化していた。増え続ける犠牲者たちと甦った死者たちの出現…。ベンと彼の仲間は次第に自分たちの敵が何であるのか分かりかけたところで、彼ら自身の命が危険に曝され始める。ベンたちは町を吸血鬼の侵略から守ることが出来るのか?「モダン・ホラーの旗手」キングの世界を存分に堪能できる名作が改訂新版で登場。

著者等紹介

キング,スティーヴン[キング,スティーヴン][King,Stephen]
1947年アメリカ・メイン州生まれ。モダン・ホラー界の巨匠。74年『キャリー』でデビューし、話題作を次々と発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

186
単純な吸血鬼との戦いに小さな町が徐々に侵略され、吸血鬼だらけになっていく過程の恐ろしさを町民一人一人の日常生活を丹念に描き、さらに実在するメーカーや人物の固有名詞を活用して読者の現実世界と紙一重の世界をもたらしたところが画期的であり、今なお読み継がれる作品足らしめているのだろう。ところで本書の恐ろしいところは町が吸血鬼に侵略されていることをなかなか気づかされないことだ。これは当時複雑だった国際情勢を民衆が知ることの恐ろしさ、知らないことの怖さをキングが暗喩しているようにも思えるのだが、勘ぐりすぎだろうか?2017/01/04

青乃108号

154
これは、上巻の方が怖かった。下巻に入って邪悪なる者の正体が割れ、対決ムードが徐々に高まって行くのは良いが、その前段、すでに邪悪なる者の手に墜ちてしまった主人公の許嫁に彼自ら杭を打ち込む場面、他にも神父やら医者やら仲間がいたのに、なぜ彼は拒否しなかったのか他の仲間に頼めば良かったじゃないか、その理由もはっきりしないまま、それでもやるならそれなりに逡巡やら躊躇やら葛藤やら総動員でページを割いて盛り上げて欲しかったのに、カーン、と割りとあっさり。上巻の葬式場面のあのしつこさをこの場面にこそ欲しかったのに。2023/07/17

nobby

152
その存在を信じるのか、疑うのか、その言動に迷う彼らに確実に迫り来る脅威。静かな町ゆえに誰も気付かぬまま滅び行く様子にゾクゾクさせられる。その正体に行き着いた面々に優越感じていると、実は掌で踊らされていたが如く、呆気なく次々退場するのにビックリ!何と言っても最終章タイトル「見捨てられた町」が物語っている…「元々町が死んでいたから選ばれた」その言葉には絶望しか見いだせない。残された者達がようやく覚醒する様に勇気をもらいながら、心身ともに傷だらけの勝利に思わず拳を握りしめた。それも一時の安心なのかもしれないが…2018/11/03

カムイ

70
キングの2作目の作品、無味乾燥な文体は出来つつあるがまだ荒削りである、上巻では丁寧に人々を描いていた下巻は一転サスペンスホラーに吸血鬼と対決するが仲間が次々と餌食に!ブラム・ストーカーの【ドラキュラ】を下敷きにしているがそこはキングなりのアレンジもあり面白く読めた。ヴァン・ヘンシング教授に似たようなキャラクターがあれば尚興奮した展開になったろうと勝手な意見をしてしまいます。ま、プロローグとエピローグを上手く繋げようとしたら、ヒーロー的な存在は必要ないかもしれない最終的には町は廃墟とかすからである→2021/08/21

扉のこちら側

67
単行本で初読、文庫で再読。ヒロインとともに戦うのだと思っていると、その後の彼女を襲う展開に驚愕。大火があったという設定が結末に還ってくる。2013/05/03

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