内容説明
荒れ果てた小屋で見つかった若い女性の刺殺死体。レクシー・マディソンと名乗っていたその女性は、驚いたことにアイルランド警察の刑事、キャシーと瓜二つだった。犯人を探すため、レクシーになりすまして被害者が暮らしていた「ホワイトソーン館」へと潜入するキャシー。そこには四人の男女が現実離れした調和をもって共同生活を送っていた…。新人賞を総なめにした著者の待望の第二弾。2008年アマゾンUSエディターズ・チョイスミステリー部門第1位。
著者等紹介
フレンチ,タナ[フレンチ,タナ][French,Tana]
アイルランド、イタリア、アメリカ合衆国、マラウィ共和国で育ち、1990年以降はアイルランド・ダブリンで暮らす。トリニティー・カレッジで演技を学び、女優や声優として働いた後、『悪意の森』で作家デビュー。エドガー賞新人賞をはじめ数々の文学賞新人賞を受賞し、一躍注目を浴びる存在となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み
24
キャシーが主役です。そして、何ともビックリな始まりです、似てる人が三人いるとは言われてますが、亡くなった自分に似た方に直面したら…。前作より引き込まれてます♪2022/08/12
バーベナ
4
発見された死体は自分に瓜二つだった。死者にそっくりな潜入捜査官:キャッシ―は被害者になりすまして死者が暮らしていた館へ乗り込む。最初はバレないの?!とドキドキしながら読んでいたけれど、いつしか館に住んでいる4人の若者たちの暮らしぶりどんどんに惹かれてしまった。混ざりたい・・。2019/03/12
spica
2
アイルランドの刑事キャシーシリーズ第2弾。謎の提示の仕方、引っ張り方が、とても上手い。最低限の登場人物で、最初に特大の事件を起こし、そこからいったいどう広がっていくのか、どんな容疑者たちが登場するのか、とワクワクさせられた。新たな展開とともに謎も深まり、これがどう収束するのか、下巻がとても楽しみ。そしてロブはどうなったんだろう……。2016/02/25
さぶお
2
まず、設定がおもしろい。こっからどうなって行くんだ、ってかんじと、主人公に同調して、彼らのことを好きになっていっちゃうんだぜ。2011/09/25
入江大和
1
過去の読書記録より記載。2011/10/24