内容説明
白昼のホテルで大富豪が殺された。事件の黒幕として容疑にあがったのは二人―富豪の甥で映画マニアのクライトンと、画廊オーナーで富豪の愛人と目されるジュリー。図らずもこの二人に巻き込まれることになった凄腕弁護士デリクは、クライトンの映画のシーンをまねた常道を逸する行動に追い詰められていく。一方、ジュリーもまた、重大な秘密を抱えていた…。最後まで意外な展開が満載のサンドラの傑作。
著者等紹介
ブラウン,サンドラ[ブラウン,サンドラ][Brown,Sandra]
1948年テキサス州生まれ。モデル、女優、テレビのレポーターを経て作家に転身。のべ7000万部以上を売り上げ、33カ国で翻訳されるベストセラー作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あさうみ
42
面白い!翻訳本を読むきっかけになった作者のひとり。ホテルで大富豪が殺され、事件の容疑者は甥クライトンと、愛人と目されるジュリーのふたり。クライトンの弁護を依頼され巻き込まれる凄腕刑事弁護士デリク。事件を企てたサイコパスに苛立ちながらもページをめくる手が止まらない。その画策に巻き込まれていく事態から抜け出すのか!?サイコパスの先手を打てるのか。また調査員のドッジも魅力だった。数年ぶりでご無沙汰してたサンドラ作品だったけどやっぱり良い!また彼女の作品を漁らねば!2018/05/25
Michelle
14
初めて読んだサンドラブラウンの本は好きじゃなかった。でも2冊借りてたから一応こちらも読んでみたら、同じ作者が書いたとは思えないほど印象が違った。普通に面白かった。ロマンス愛好家ではなく一般読者に受けそう。映画のあらすじやセリフがキーとなっている。その映画を知ってたらもっと楽しめたかも。「ゴッドファーザー」と「フレンジー」は要チェック。それにしても大事なことを警察に言わな過ぎ。捜査させられる刑事さんの身にもなって。2021/02/18
くろうさぎ
6
さすがサンドラ・ブラウンって感じですね。ホント一気読みでした。面白かった。でも、ぞっとする感じですね。ヒーローの友達とも言える調査員がいい味だしてるかも・・・・。2010/12/19
ライム
5
サンドラ・ブラウンの作品を読み続けて早15年?(ワオ)今回待望のロマンス重視の作品だったのに、昔とは違って何となくあっさり目・・・。フレンチ・シルクのように胸が苦しくなるような気分にはなりません。中盤辺りでジュリーとポールの本当の関係にもうっすらと予想がつきます。大好きな作家さんだし面白かったのですが、読み終わるまでにかなり時間がかかりました。クライトンという異常者を書きたかったのかな・・・。2011/02/11
甲
4
面白かった。犯人が誰かはそれほど迷わせる感じじゃなかったけれど、クライトンがほんとに嫌な気持ちの悪い許せない男だった。2011/01/14
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