集英社文庫
姉妹の家〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 494p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087606003
  • NDC分類 943
  • Cコード C0197

内容説明

仕事では成功しても離婚の危機に直面する弁護士のドイツ人夫妻、バルバラとラルフ。二人は休暇先のヨークシャーで雪に閉じ込められ、燃料や食料を家捜しするうちに、納屋で偶然ある手記を見つけた。そこには屋敷の元持ち主フランシスの、妹ヴィクトリアとの愛憎、激動の時代を生き抜いた家族の歴史、そして隠し続けてきた秘密が記されていた。現在と過去が交錯し波乱の人生を追う緊迫の展開。

著者等紹介

リンク,シャルロッテ[リンク,シャルロッテ][Link,Charlotte]
1963年、ドイツ・フランクフルト生まれ。毎年、大部な長編小説を発表しているが、すべてが100万部を超えるベストセラーとなっている。作品の総売上部数は「ドイツ国内だけで」1,500万部超、海外版権も十数カ国に売れており、現在ドイツ若手作家の実力・人気ともにナンバー1。夫とともにフランクフルト近郊在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Betty

30
お気に入り作家シャルロッテ・リンクの初期作品を手に取る。ドイツ人夫婦が旅行で訪れた北イングランドで雪により一歩も外へ出られない状況になる。留守中に自宅を他人に貸すシステムは馴染みないですね。個人的なあれこれを見られ、挙げ句のはて隠された手記まで読まれてしまう!ともあれ、その手記に描かれている世界は遥か時代を遡り気の強い主人公フランシスの二大大戦を乗り越えた激動の物語でした。下巻へ2017/04/28

19
イギリスの女性運動があったなんて、あの国は女子が強いイメージでした。先が気になるので下巻へ。2022/08/14

ほちょこ

9
現代の主人公が古い日記を見つけて読んでいく・・・物語は現代と過去の両方が交互に進んでいく、というパターンの小説はあまり好きではない。だが、この物語では、現代の主人公が大雪で古い家に閉じ込められ、空腹と寒さの中で読み進めていくので、緊迫感がありつつも、過去の物語から目が離せない、というまさに緊迫感ただようミステリ。2015/04/17

Yumi Ozaki

6
女性が強くなってきて男性が弱ってきている。ほんと、「風と共に去りぬ」のような展開になってきていますね。フランシスがスカーレットの役割を背負っていくんでしょうか。 ストーリーが盛り上がってくるまで結構長かったような気がしますけど、下巻はもっと盛り上がるのかなあ。2023/05/18

よし

5
あの古きよき時代がくずれ去って行く。戦争がフランシスの家族を激動の中に引き込んでいく。「風と共に去りぬ」を彷彿とさせる圧倒的スケール。壊れていく世界。また、マンスフィールド「園遊会」の失われた郷愁のやるせなさ。予断を許さない展開。下巻へ!2015/04/05

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