集英社文庫
キラー・エリート―極秘諜報部隊ISA

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  • サイズ 文庫判/ページ数 383p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087605921
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0197

内容説明

1980年、イランの米大使館人質救出作戦の失敗を契機に結成された極秘諜報部隊ISA(通称アクティヴィティ)は、その後、世界各地で活動を知られるようになる。ソマリアでの情報収集活動、旧ユーゴスラビア紛争における戦争犯罪人逮捕、アフガニスタンでの隠密作戦、イラクでのフセイン捕縛など、暗号名のみが知られ、実態が深い闇に包まれていた世界最強の特殊作戦部隊の全貌を明らかにする。

目次

1 デザート・ワンでの大敗走
2 冬の収穫作戦
3 不適切な行動
4 地面を揺るがせ
5 “ワシントンのやつら”
6 フィリックス・ネットワーク
7 コカイン戦争
8 戦争犯罪者の捕縛
9 “アメリカの復讐の天使たち”
10 真の精鋭殺人部隊
対談 二十一世紀の特殊部隊(福井晴敏・伏見威蕃)

著者等紹介

スミス,マイクル[スミス,マイクル][Smith,Michael]
国防問題を専門とするジャーナリスト。元英陸軍情報隊隊員。サンデー・タイムズ紙に国防に関する記事を寄稿している。他にも、デイリー・テレグラフ紙などで国防問題専門の通信員をつとめ、バルカン半島、アフガニスタン、イラクで現地取材を敢行し、数多くの重要な記事を発表。なかでも、イラク開戦前に英米が密約を交わしていたことを暴いた「ダウニング街(英首相官邸)メモ」で知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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彩也

3
これまで秘密にされていた組織の活動を明らかにしたものなので、「この事件の裏側ではこういう活動をしていました」という形式で書かれている。敵はテロリストではなくワシントンではないの、とか。何処の国も官僚組織って…とか思うこと多々。ブッシュ・ジュニアはやりたい放題やったね。アクティヴィティがアメリカにとって必要不可欠な組織になったことは間違いないのでしょうが、白紙委任状を与えた気も。テロを阻止できないような国にはアメリカが対抗措置とるから覚悟しておけ、というのも何だかなあ。ますます増えるんじゃないのテロリスト。2010/11/06

poppen

3
イラン米大使館人質事件を教訓に創設された特殊部隊、通称「アクティビティ」を扱ったノンフィクション。秘密のベールに包まれていた部隊の活動を明かしている貴重な書。しかし、実際の戦闘よりも、軍上層部や他の情報機関との確執の方がよほど大変そうなのには噴いた。著者は一貫して軍の視点で書いているので、多少割り引いて読む必要があるとは思うが、興味深い本であることは間違いない。 2010/02/16

スカイバニラ

3
イランの米大使館人質救出作戦の失敗を契機に発足したISA。イタリアの極左、コロンビアの麻薬組織等の摘発を情報面でサポート、さらに低強度紛争での特殊作戦の情報支援等、この組織の誕生から拡充されるまでの流れを追ったノンフィクション。デルタ・フォース、SEALsはもちろんSASといった特殊部隊との共同作戦、特殊部隊視点からの上層部批判もあり濃い内容でした。ちなみにフセイン追跡時、実体無き目撃情報が何度も伝えられるようになりフセイン元大統領のことを「エルヴィス」と呼称するようになったとか。ネーミングセンスいいな。2009/12/13

nur1202

1
とりあえず、用語の使い方の不統一のせいでとても読みづらかった。(^^; たぶん作者が悪いんだろうけどさぁ、略称と通称をごっちゃに使うのって小説ならいいんだろうけど、この手のノンフィクションではどうだろう。 訳すときに少しは気を遣えば良かったのに。 内容については、ま、よくある秘密部隊の暴露物。 まぁ、9.11 を境に、アメリカ国内で狂っていたのが、国外に対しても狂っていったということがよくわかる本でした。 用語集とか、対談とか蛇足な感じも少し。2010/05/05

まろ

0
特殊部隊の戦いは戦場だけではないわけか。2010/10/07

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