内容説明
7月のある日。古い複葉機に客を乗せ、10分間3ドルの遊覧飛行をしながら、気の向くままに各地を回っていたリチャードは、風変わりな同業者ドンことドナルド・シモダと出会った。かつて救世主と騒がれながら、あっさり「救世主をやめた」というドンと旅をともにしながら、小さな奇跡を目にする。次第にリチャードは、ドンの究極の自由の世界へと魅了されていく。不滅の青春ファンタジー。
著者等紹介
バック,リチャード[バック,リチャード][Bach,Richard]
1936年イリノイ州生まれ。ロングビーチ州立大学中退。航空機の魅力にとりつかれ、空軍に入隊。航空雑誌の編集に携わり、自らも飛行機を購入して大空を飛ぶ。さまざまな話題を呼んだ『かもめのジョナサン』以来、ベストセラー作家として日本でも知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hisa
6
「かもめのジョナサン」の作者。引き寄せの法則の小説版、みたいな印象。2015/08/31
おくりゆう
4
知花くららさんが紹介していてそのエピソードが記憶に残っていた本(と記憶)。啓発的なメッセージ性の強い作品で、いつか読み返したいと思います。
にし
4
何度でも繰り返し読みたくなりその都度心に止まる言葉が違う。大切にしたいバイブル的な本
chaco
3
なんとなく、言葉がしっくりこなかった。伝えようとしている世界観はなんとなくわかるしいいと思うのだけど、言葉や伝え方のところですんなり入り込めなかった。村上龍訳で読んだらまた違うのかもしれない。2013/09/05
mizuha
3
「この世はすべてイリュージョン」で「やりたい事は何をしてもいい」。それは、何もかもから解放されて自由になるという事のようだけど、なんだがひどく孤独そう。村上龍さんの訳も読んでみたい。2013/04/29