集英社文庫 新訳 スカーレット・ピンパーネル

オルツィ，バロネス【著】〈Ｏｒｃｚｙ，Ｂａｒｏｎｅｓｓ〉/小川 隆【訳】

集英社（2008/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 327p／高さ 16cm
• 商品コード 9784087605556
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

フランス革命の嵐が吹き荒れる１８世紀末のパリ。過激な革命勢力は、貴族を次々に捕らえ、死刑宣告を下す。恐怖におののく貴族とその家族たちを、ギロチン処刑の直前に救い出す、「スカーレット・ピンパーネル（紅はこべ）」と名乗る男をリーダーとするイギリス人の謎のグループがあった…恋と冒険の永遠の名作を、読みやすい抄訳で贈る。

著者等紹介

オルツィ，バロネス［オルツィ，バロネス］［Ｏｒｃｚｙ，Ｂａｒｏｎｅｓｓ］
１８６５年、貴族の娘としてハンガリーで生まれる。小作人の反乱で家郷を追われ、ブダペストに移り住む。ブリュッセル、パリを経てロンドンに定住、イギリスに帰化する。シャーロック・ホームズに刺激され、「隅の老人」を主人公にしたミステリーで好評を得る。『スカーレット・ピンパーネル』は当初、出版社から刊行を断られ、舞台化したところ大ヒットし、出版にこぎつけ、世界中でベストセラーとなった。１９４７年没（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アリ子]

ミュージカルを見に行けなかったので代わりに読んでみたのだけど、久しぶりに楽しい本に出会えた。翻訳物は苦手意識が強くて前半は寝落ちの連続だったのだけど、途中からは一気読み。ハラハラドキドキでした。

2018/01/04

[α０３５０α]

フランス革命の話と聞いて読んでみました。貴族の味方、イギリス側という視点からのフランス革命は何か新鮮でした。大胆な手法で相手の裏をかく、絶体絶命の状況からの大逆転と言ってもルパン程ではなくてちょっと物足りない気がしました。

2014/02/16

[ほほえみごりら]

4月にこのミュージカルを見る予定で、楽しみです

2017/02/13

[mai]

★★★★☆英国紳士たちを従え、スカーレットピンパーネルと名乗る謎のヒーロー、これがまた格好いいんです。物語は、ヒロインであるうら若き夫人の目線で進んでいきますが、スカーレットピンパーネル達の目線での物語も読んでみたいと思いました。フランス革命の頃が時代背景として描かれてあり、世界史を勉強しなおしたくなりました。

2017/12/17

[とり]

再読。新訳なので読みやすかったです。星組の舞台を見てから読んだので、頭の中で星組キャストで脳内再生されて面白さが倍増！特に後半になるとパーシーとマルグリートがどうなるのかハラハラして一気読みでした。舞台とはかなり違うけど、楽しかった！と思える本です。最後にお互いを理解しあった二人が幸せそうでこっちまで嬉しくなりました。

2011/08/26