内容説明
ロンドンにオフィスを構える中年の臨床心理士ジョーは愛する家族とやりがいのある仕事に恵まれ、人生航路は順風満帆だった。そこに思いがけない病の宣告と身に覚えのない殺人事件の嫌疑をかけられる。それが妻子と自身の命を脅かす警告であることに彼は未だ気づかない。孤軍奮闘する真犯人探しの物語は現代の病理を的確に描く。30ケ国以上で翻訳された傑作ミステリー、ついに登場。
著者等紹介
ロボサム,マイケル[ロボサム,マイケル][Robotham,Michael]
シドニー、カリフォルニア、ロンドンでジャーナリストとして活動。1993年から著述活動に専念し、ゴーストライターとして各界の著名人の自伝10作を手がけベストセラーとなる。初の小説である『容疑者』は10数ケ国語に翻訳され、すでに30ケ国以上で刊行されている。シドニー在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃお
25
【再読】冒頭で臨床心理士のジョーが、屋根から飛び降りようとする少年を説得する場面から一気に引き込まれます。その後、惨殺された女性について、自身が診ているボビーという男の話す言葉に不穏なものを感じるようになる様子が、臨床心理士を主人公にしているだけあって、鮮やかにその心理描写が描かれています。ただし、この辺りは物語を進める上では冗長かと思う方もいるのでは。とはいえ、パーキンソン病を患い自身の未来に不安を抱えれいるジョーが、自身に殺人事件の嫌疑がかけらると知ってググッと面白くなってきて・・・下巻へ!2021/08/22
み
19
この作家さんの他の作品が面白いので、期待しすぎたかも。面白くないわけじゃないものの…。主人公の病気は、スジに絡むのかしら?2023/05/03
Miho
7
下巻へいそげ!のパターン!! ロンドンの運河がでてきて、たぶんそこもシャーロキアンにうけると思う!2021/02/15
CHIPCATS4
2
何が何やら… 誰が嘘をついていて、何が事実なのか… 読者が騙されているのか…… このまま下巻へ。2023/05/19
たえたえ
1
上巻は緩やかな展開。でも読みやすく面白い。2022/06/17
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- 和書
- 揺れる夏追憶の橋