内容説明
ジョンは刑事裁判の被告弁護人。今は少女連続殺人事件犯の弁護人を務める。男手ひとつでふたりの子どもを育てている彼の前にケイトという女性が現れる。ケイトは失踪した妹ウィラを探していた。ジョンを訪ねたのは、妹が連続殺人の犠牲者の一人である疑いを持っていたからだ。ジョンとケイトは、ウィラの捜索を通じて、次第に惹かれあっていく。そして新たな少女殺人事件が発生した…。
著者等紹介
ライス,ルアン[ライス,ルアン][Rice,Luanne]
1988年“Angels All Over Town”でデビュー。2作目の“Crazy in Love”がホリー・ハンター主演でテレビ映画化され、人気を不動のものにする。愛、信頼、迷い、絶望、希望、再生、家族愛などをこまやかに描き、女性の圧倒的な支持を得ている
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感想・レビュー
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一柳すず子
2
ゲスい人もいたけど家族を思う愛も強いので、「背信の」ていうタイトルじゃないほうが良かったかも。犬が最高だった。2020/11/29
あちぇたな
2
妹を殺したかもしれない殺人犯の弁護士に会いに行き、妹の事を聞いて欲しいと訴える海洋生物学者の女性。その女性ケイトと弁護士のジョンが恋仲になる突飛な話だが面白かった。とにかジョンの家族が本当に良い!不倫して亡くなっている奥さんはさておき、もと判事で痴呆になったお手伝いさんを大事にしている父、妹が大好き、パパ大好きな息子、お母さんが居なくて寂しくても元気に頑張る娘。幸せになってくれ、この家族。と思いながら読了。もっとこの作者の本を読みたいが、翻訳はこれしかないのかな。2016/11/18