内容説明
アメリカがまだ独立していない頃、インディアンに両親を殺され、兄をさらわれた少女レベッカ。他人の家でつらい日々が続く。5年後、兄は町に戻ってきたけれど、中身はインディアンのまま。みんなに反感を持たれている。16歳になったレベッカにも、気にそまない結婚話がもちあがり、ついに兄妹は町から逃亡した。「おばちゃま」シリーズで大人気のギルマンの、傑作アドベンチャー・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
26
インディアンには魂がない…教会でそう教えられたベッキーは、孤児の自分と兄を迫害して逃げ出すしかなくしたのは同じ白人で、助けて受け入れてくれたのはインディアンなのに、それでもインディアンは魂のない野蛮人だと感じている。洗脳って恐ろしい。宗教って恐ろしい。。2014/07/12
けいちゃっぷ
8
やっと兄妹が見つけた安住の地にも戦争の影がひたひたと押し寄せる。結末は苦いですが、充分に楽しめました。インディアンのサバイバル能力はすごいですね。248ページ2010/07/22
ごへいもち
3
ネイティブアメリカンに対する意識が今とは全然違うので違和感2007/06/29
フロリナ
2
色々な経験の中で逞しく生きるレベッカが本当に好きだ。兄の失踪の理由を知るシーンや、シェーン・オハラとの再会などドキドキする展開が沢山あって楽しく読めた。インディアンが出てくるという点も私にはささった。2015/01/02
つるりん
2
自然とともに生き、次第に強く賢くなるベッキーに励まされた。そんな時代だったんだね2010/05/16