内容説明
刑事弁護士リリーの父はユダヤ人で、ニューヨークの毛皮専門店の店主。リリーは小さい頃から、典型的な上流階級の家の長男ジャズに憧れていた。４６歳になった今、リリーはある殺人事件の容疑者の弁護を担当している。けれど容疑者の愛人が現れて事件は思わぬ方向へ…。リリーの生い立ちと、殺人事件の進展が交互に語られるうちに、彼女の愛と感動の人生が浮き彫りにされる傑作登場。
著者等紹介
アイザックス，スーザン［アイザックス，スーザン］［Ｉｓａａｃｓ，Ｓｕｓａｎ］
ニューヨーク生まれ。大学卒業後『ＳＥＶＥＮＴＥＥＮ』誌にアシスタントとして務め、努力して編集者となる。１９６８年法廷弁護士と結婚、二児をもうける。７０年代にはフリーの雑誌記者や、政治家のスピーチライターとして活躍。７８年に小説を発表以来、作品はつぎつぎにベストセラーとなっている
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感想・レビュー
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大川 宏
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大長編。事件の話しと主人公の人生が交互に語られる構成。読了すれば、まさに「弁護士リリー・ホワイト」の話しであったと納得するが、ミステリと思って読むとちょっとと感じる。2014/11/30
朱音
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主人公リリーの、幼ないころからの話と、事件（裁判）の話が交互に書かれていて、効果的だと思った。裁判ものは堅苦しくて読みにくいという先入観があるのだが、これはキャラクターが魅力的で良い。文庫にしては厚く、読み応えあり。2002/03/09
