内容説明
15歳のとき、イギリスのサセックスの丘陵で、ホームズと運命的な出会いをしたメアリ。彼の薫陶を受ける一方、オックスフォード大学で神学を学んでいたが、21歳の誕生日を迎え、ホームズを男性として意識しだした彼女の心は揺れていた。ある日、親友が入信する新興宗教の集会をのぞいて、神秘的なカリスマ性をもった女性指導者に興味を抱く。しかしそこで殺人事件が発生して…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽっぽママ
4
女って虐げられてきたんだなとつくづく感じた聖書やシェイクスピアなどからの引用の数々。黙ってろ、大人しくしてろって無理でしょ。でもまだそういう社会もあるんだよね。小説本体も面白かった。ホームズが名探偵というよりもマニアックなおじさんみたいだったけど。その分メアリが頑張っていたので。2016/01/11
yi120
3
あまりにも宗教色が濃い過ぎて興味が無い者にとってはダレ場が多く感じた。中盤までは何も起こらないが事故死と判断された件が後になってカルト絡みで・・というのは序盤で分かってしまうので間延びしてしまう。主人公に魅力を感じない400ページ越えは辛い(笑)まあホームズも還暦、様変わりするのも仕方がないが違和感が強い。この時代なら40歳差の夫婦も珍しくも無いのだろうが・・2020/01/13
Natsumi
2
駅前図書館
ルウ
1
★2 神とか聖書が何度も出てきたり、フェミニズムが色濃いものの、サラっと読める。最後のホームズとメアリの場面はニヤニヤしない人はいないんじゃないかなw2015/03/04
ふみ
1
この二人にそういう雰囲気を醸しだされるとドギマギとする。ホームズはホームズなんだけど、現役時代より人間味があって、そこがまたいい。2012/07/16