内容説明
シギゾウムシは、どうして象の鼻のように長い口をもっているのか。冬の林の中で、一ぴきのシギゾウムシのメスが、ゆっくり、ゆっくり、ドングリに穴をあけはじめた。寒風に吹かれながら、ファーブルはじっと観察を続けている。すると、穴をあけ終わったシギゾウムシは、そこでやめてしまったのだ。この虫は、どうやって卵をうむのか。実はもうひとつの秘密の道具があったのだ。
目次
1 虫たちの季節
2 人間の生活と昆虫
3 自然の循環
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
62
表題になっているカミキリムシは果樹に付くと大変なのでいつも注意しています。今回は人間の生活と昆虫という章があるだけに、害虫とされる虫がたくさん出てきました。ハエがいかに素早く卵を産みつけるかは、コンポストの中にウジが大量発生するのでよくわかります。新しい野菜が伝わると、しばらくは害虫がいないけど、すぐに作物を追いかけるようにやって来る話しも納得。面白かったです。2024/06/30
naoto
2
ラスベガス旅行を挟み、読み終えた。ファーブル先生も面白いけど、奥本大三郎も面白いをだよな~。だから多分、この「ファーブル昆虫記」は他のよりも面白い…はず。他の読んでないけど。虫には寄生するヤツがいて、そいつにまた寄生するヤツがいて、またまたそいつに寄生するヤツがいて…となっているらしい。昆虫の世界の奥深さ、今回も堪能した。2024/12/05
アルビーノン
1
長いクチバシをドングリに突き立てて産卵の準備をするシギゾウムシ。そのときにしがみつく肢がドングリから離れてしまうと、もはやドングリに肢は届かず、長いクチバシだけドングリに突っ込んだ状態になってしまい、そのまま死んでしまうという。なんと可哀想な。終章も素晴らしい。世界は人間のためだけにあるのではない。虫から見る人間は、とんでもなく傲慢で、自分勝手な動物。2020/03/12
HITO
0
子供のころに絵本で読んだ昆虫記、改めて文庫で読み直す。面白い。「闇の宇宙」…タイトルが哲学的だ。校庭で見つけたカミキリムシに紙切らせたっけな…。2012/08/05