内容説明
この地球という惑星を発見するために、人類は古くからの希望と恐怖から解放されて、次なる経験の扉を開かなければならなかった。時計、羅針盤、地図といった新たな発明を得て、広大な大陸と茫漠たる海洋に向って歩を進めていった冒険者たちは、大いなる驚異と直面することとなる…ピューリッツァー賞受賞学者がスリリングに語る、未知に挑んだ人類の歴史第二弾、大航海時代。
目次
第2部 陸地と海洋(承前)(世界周航;アメリカという驚異;海はすべての場所に通じる)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
10
大発見の中でもこの巻はむしろ「大冒険」というタイトルの方がふさわしい。地理学におけるプトレマイオスの再評価から始まる世界大航海時代を股に駆けた、コロンブスやマゼラン、クックたちが本書の主人公だ。加えてヴァイキングや鄭和の大船団も描写豊かに語られ、やがて活版印刷による高精度の地図の普及によりクライマックスを迎える。さすがに大発見と冠する書でアメリカ発見がシンボリックに扱われているのは今見ると座りが悪いかもしれないが、古い本だしそこはいいっこなし。フロンティアスピリット掻き立てられる名著だ2012/02/25
冬至楼均
2
「地図はなぜ四角になったのか」そもそも地図が元々は丸かったと言う事実を知らないとこの疑問は浮かばない。2014/05/09