内容説明
第二次大戦中V2ロケット開発に携わっていたフォン・ブラウン博士は、アメリカ陸軍の手引きで亡命を決意した。ドイツで生まれた技術がアメリカに移しかえられ、やがて月面着陸のアポロ計画、スペースシャトルとなって花開くのだ。人類の宇宙への夢を実現しようと苦闘する男たちの群像を、壮大なスケールで描く感動ノンフィクション・ノヴェル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAHYA
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第二次世界大戦中の最終段階で、ドイツはロケット弾をロンドンに打ちこんだ。このロケットを開発したのはフォン・ブラウンなどのドイツ人科学者たちだった。一方、米国は原子爆弾をひそかに開発していた。ドイツがもし原子爆弾を開発し、それをロケットの弾頭に載せてしまうと、米国本土を狙うことができる。ソ連と米国は、ドイツの敗戦前からこの科学者たちの争奪を開始した。 そして1957年10月、ソ連はスプートニク衛星を世界に先駆けて宇宙に打ち上げることに成功した。米ソの宇宙開発競争の幕が開いた。2016/04/10
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