感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
31
再読。女性投手レッドの在籍するビーバースに日本人の女性遊撃手青山夕紀が入団。レッドもチームも伸び悩むなか、ワールドシリーズの覇者は、日本の優勝チーム(読売巨人軍)と対戦することに。が、この案にコミッショナーは猛反対。本編にはいろんな騒動が用意されているが、やはり手に汗握るゲーム展開、なかでもレッドソックスとのワールドシリーズや、東京・後楽園球場で開かれる日米対決が面白かった。ちなみに日本の読者のために書かれたようなこの続編が上梓されたのは1978年で、当時の球界事情や世相なども興味深く読みました。2022/03/21
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
12
『赤毛のサウスポー』続編。前作が日本で好評だったため、日本読者向けに企画したそうです。主人公のレッドが所属するポートランド・ビーバースに日本人遊撃手、青山夕紀が入団し、ワールドシリーズで優勝。世界一の座を賭け巨人と日米対決する……という設定を初めて読んだ時は「そりゃないだろ」と思ったものです。女性大リーガーを狙う色事師や野球賭博を巡るミステリー要素もありますが、魅力はスポーツライター出身の作者の手による野球シーンの臨場感。解説の海老沢泰久氏は「前作は野球小説のベスト3」と絶賛しています。(GW本棚整理中)2014/04/28
-
- 洋書
- Noggin