内容説明
ノルマンディの海岸線に眠るフランス王家の財宝。その隠し場所を解く鍵は、フランス革命で断頭台に消えた王妃マリ・アントワネットが残した謎の紙片にあった。怪盗紳士ルパンと天才的な推理力をもつ少年ボートルレが対決するルパン・シリーズの最高傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きたさん
14
怪盗ルパンというよりは、少年探偵ボートルレのお話。「ルパン対ホームズ」でしか出てこないと思っていたホームズが、作中普通に出てきたことにびっくり。フランスの歴史や地理の知識をふんだんに生かした、「教養」の側面も感じられた冒険譚で面白かった。2018/12/21
十六夜(いざよい)
9
色んな事が次々に起こり、頭を整理するのが大変でしたが、冒険小説のようで面白かった。ルパンのなかでもかなり好きな作品。2015/01/01
kaizen@名古屋de朝活読書会
9
奇巌城は、読んでいて、最初はボートルレがルパンかと思った。 途中から、ああ、これがルパンかと分かった。 大体の筋は、ふむふむと納得。 フランス物だけに、幸せ終わり(happy end)でないところがややつらい。 ホームズも好きだけど、やっぱりルパンの方が好きなのに、 最後はあまりにも悔しい。2011/08/11
カキ@persicape
7
すみません、思いっ切りキャラ読みしました(爆)ボートルレ可愛すぎw工藤新一?ってレベルの高校生探偵で美少年なのに、ルパンに赤ちゃんと呼ばれ、時たましくしく泣き、お城に侵入中こわいとかいってるし、いきなり畜生‼︎って大声で怒鳴ったり、一生懸命かわいいwホームズの劣化が酷くて、チョコエッグとかで玩具化されたような誰これ?状態の姿で脳内に登場。そして終盤ルパンがふがふが演説するから私もレイモンド嬢も可哀想な人と哀愁たっぷり眺めちゃったよ。嵐が丘のヒースクリフを眺めてる心境と似てたのはなぜ?とはいえ面白かった。2016/11/01
WHISKYCOKE
7
書店に並んでいたのを懐かしくなり手に取る。面白かった。こんな話だったかな。ルパンは単独犯でなく、一味だったのね。2015/03/14