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本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
88
『アリス・オンパレード』第11弾。集英社文庫版。訳は北村太郎。本書の何処にも訳者の紹介が見当たらないのだが、どうやら「荒地」詩人の北村太郎だと思われる。この訳の特徴は意識的、自覚的に格調の高さを捨てることで「子どもことばの口語体」で語っていること。アリスの1人称は「あたし」。それとともに、アリスの語りが男の子の口調なのにも違和感が否めない。解説は詳しく、作者の年譜やドッジソン撮影のアリス・リデルの写真も掲載。挿絵はテニエルなのだが、表紙は村田雄介のもの。思わせぶりなポーズのアリスで、品(ヒン)がない。2013/09/01
扉のこちら側
35
初読。子どもの頃に読んだのはこの訳じゃなかった。20年ぶりくらいに読んだので、展開を忘れていてまた楽しめた。2013/05/04
へいっち(ت)♪
34
親子読書の感想の為、久々にアリスの世界に。奇想天外な発想、アリスと動物達のやりとりや言葉遊び、そして魅力的な登場キャラクター。空想の世界で楽しめる1冊ですね。2014/12/29
pulpo8
22
みつばちバジーとチェックの表紙で読了。小林泰三「アリス殺し」を読む予定も入ってるし、予習しておかねば!と手に取った。初めて読むのが北村訳でよかったのかどうなのか、アリスが少年のようでビックリ。でも次第に慣れていって大変面白く読んだ。ナンセンスでアクションも会話もクスリと来るものが多く、とても楽しい!だけど時々アリスが賢く見える瞬間があるから不思議。ヤマネの「糖蜜でーす」がかなりツボ(笑)。チェシャ猫の挿し絵も素敵。解説でキャロルが少女の裸体に惹かれていたとあって苦笑。時代が寛容だったんだなぁとは思うが…。2016/06/03
紫苑@低浮上
15
絵本では読んだはずだけど全然覚えてない。夢オチだったのかこれ…。映画が見たくなった。2010/08/04
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