集英社文庫<br> 堕落論

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集英社文庫
堕落論

  • 坂口 安吾【著】
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • 集英社(1990/11発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 268p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784087520026
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「日本は負け、そして武士道は亡びたが、堕落という真実の母胎によって始めて人間が誕生したのだ」生きよ、堕ちよ。堕ちること以外の中に人間を救う道はない、と説く「堕落論」。救われない孤独の中に、常に精神の自由を見出し、戦後の思想と文学のヒーローとなった著者の、代表的作品を収録。

目次

堕落論
続堕落論
日本文化私観
恋愛論
不良少年とキリスト
FRARCE(ファルス)について
文学のふるさと
風博士
桜の森の満開の下

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ムッネニーク

109
87冊目『堕落論』(坂口安吾 著、1990年11月、集英社) 坂口安吾を初めて読んでみた。とてつもない衝撃。夢でうなされるほどの衝撃を受けた。戦後間もない日本にこんな男が存在していたこと。そして、そんな男が作品を残してくれたことにただただ感謝。『堕落論』や『桜の森の満開の下』など、読書家なら少なくともタイトルは聞いたことがある有名作が収録された短編集。表紙が久保帯人のイラストなのはいただけない。 「手と足の二十本の爪を血ににじませ、はぎ落して、じりじりと天国へ近づく以外に道があろうか。」2021/10/23

うりぼう

90
長谷川さんのオススメ。彼女の評価を今度、訊こう。私には難しい。戦争中は、理想郷であった、それは、他の思考を許さぬ、その統一性において、八紘一宇、神国日本に捧げる意識の美しさなのだろうか。不自由であるが故の気楽さ、思考停止する自由から逃走することによる平安がある。水は低きに流れ、自由であることは、堕ちることに通ず。自分は、レールに乗り大学に入り、自由になり、不明となり、回り道をした。その後、職を得、妻子を持ち、50となるが、心の平安はない。惑うばかり、堕ちぬく勇気は持たず、武士道は遥か遠く、いい加減さに満つ2010/07/11

マエダ

70
人間は過大な理想を求め、その虚飾の美しさへの執着から自殺や他者の命を絶つことがある。そのような願望通りに生きることができないため、かりそめの理想像から抜け出し、自分自身を発見する(堕落する)必要があるという。2020/02/18

こばまり

53
小説はともかく安吾の評論を読むと、歩いているうちに自ずと足早まりついにはワケもワカラズ全力疾走しているような気分になったものだが、今回の再読でも全く同じ思いに囚われた。しかし読了後、心に残る澱の様なものがかつてより明らかに増え、あまつさえすとんと納得できたのは私が歳をとったからだろうか。2017/02/08

Shoji

51
「人間は可憐であり脆弱であり、それゆえ愚かものであるが、堕ちぬくためには弱すぎる。」もの凄い一文だと思った。衆目や外圧に屈することなく、あるがままに生きて行こう、人間らしく生きて行こうとする考えを綴っています。先の一文も、あるがままに生きようとして辿り着いた境地なのであろう。さすが名著だと思った。2021/07/08

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