集英社文庫<br> ことばよ花咲け - 愛の詩集

集英社文庫
ことばよ花咲け - 愛の詩集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 388p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087510256
  • NDC分類 911.56

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

115
明治の森鴎外から、昭和の平出隆まで約百年間の111名の詩人の作品を収録したアンソロジー。言葉の美を実感させるような美しい詩が多い。これは選者の大岡氏の感性が反映されているのだろう。素朴な情感を湛えた島崎藤村の詩から、マグリットの絵のような異様のイメージの積み重ねに圧倒される吉岡実の「僧侶」まで、わずか100年余りの間に日本の詩は眩暈のするようなスピードで変化し、心の奥の仄暗い闇を表現するところまで、突き進んだことが分かる。2016/03/04

ケイ

60
明治・大正と昭和とに分けてたくさんの詩がおさめられている。今回は3回ほど繰り返して読んでみた。私は、どうも大正時代の詩が好きなようだ。昭和の詩は、いいなと思っても、心を激しく動かされなかった。好きだったのはこの4編。宮沢賢治「永訣の朝」 与謝野晶子「君しにたまふことなかれ」 芥川龍之介「相聞三」 竹久夢二「宵待草」 【相聞三 また立ちかへる水無月の 嘆きを誰に語るべき。沙羅のみづ枝に花咲けば、かなしき人の目ぞみゆる】 【まてどくらせどこぬひとを 宵待草のやるせなさ こよひは月もでぬさうな】2016/11/08

なおみ703♪

5
図書館で「愛の詩集」のサブタイトルが気に入り、借りてきたものの、あれっ、これ昔読んだことあると気づいた本。自分の本棚から探し出し手に取ってみると、平成3年「懐古園」入館の半券が挟まっていて学生時代の研修旅行先で読んだことが分かった。しかも、しおりのように紅葉の葉が一枚。そこに書いてあった詩は、谷川俊太郎の「地球へのピクニック」だった。高村光太郎、室生犀星の詩にも折り目がついていたが、とびきりのお気に入りは、谷川さんの詩だったことを思い出した。この詩は今なお、私の心に息づいている。2015/10/27

nana

0
詩はさっぱりわからないけど最近何冊か詩集を読んだ。で、その中でも一番自分に合わなかったというか、もう訳が分からなかったのがこの本。表紙は玉ねぎみたいな絵だったけど多分中身は同じ。わからないなりに良いなと思ったのが 石垣りん『崖』吉原幸子『ユメカサゴ』三木卓『系図』天野忠『挨拶』 やっぱり私は詩については生活を感じさせるものが好きらしい2022/08/31

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