感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じいじ
103
津村小説二作目は、上品で美人33歳の主婦がヒロイン。芥川賞作家の筆力で文章も読み易く、ストーリーも面白いのに、イマイチしっくりしない作品だった。その原因のすべては、時代遅れの「唯我独尊」「男尊女卑」の夫、女中にまで手を付ける性癖のダメ夫にありました。これまで幾多の夫婦小説を読んできましたが、これ程酷いダメ男はいなかった。こんなぶん殴りたいほどの、悪人キャラに仕立てあげた著者に兜を脱ぎます。一縷の願いは、夫の不条理にも離婚に踏み切れない歯痒いヒロイン母子に、明るい未来が訪れることを祈りたい。2018/09/09
太極拳とーちゃん
1
由紀子の女性としての成長がこまやかに表現されている。エンディングが少しきれいすぎるかな2015/12/02
かち
1
温泉宿にて。湯けむり。男の人はこうも浮気をするものなのか!2013/11/03
Arte
0
家族八景のような話だった。1967年の発表というから、40年前の作品。男にスーパーに買い物に行かせるのは妻の失態、みたいな当時の考え方が面白かった。でも、この頃から産後1ヵ月は寝たきり推奨だったのね。
sumjin
0
夫の浮気、新婚時代からずっと。でも、半年で飽きてすぐ別の女性に。‘’病気のようなもの‘’と半ばあきらめていた。ところが今度は様子がおかしい。本気のようだ。妻の勘。子供まで出来たと知り家を飛び出す。生活のために家政婦となる。行く家それぞれに外からは見えない様々な事情があるのを知っていく。1967年当時の女性感。今ではもっと女性の方が強いかな?2013/01/03
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