感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
91
2016年587冊め。人が簡単に死んでいくので笑えない話で、この本はあまり好みではなかった。ただ視覚障がいの少女の話「遠い日の草原」だけはなんだか心に残る。2016/07/23
りゅう☆
88
息子の『交換日記』の相手は?、余生を人助けして過ごすつもりが…『善の研究』、心中で生き残った女性の不幸な人生が容易に予測の『霊魂との約束』、王子と乞食の殺人劇『二つの顔』、自殺宣言の電話に振り回されイライラ『命のダイヤル』、盲目女性の恋の行方にモヤモヤ『遠い日の草原』、殺害動機犯人トリックも推測通りの『窓際の花』、トランクから死体発見した彼女のサバサバさは好感『駆け落ちは死体とともに』。意外な展開の悲しき真実に切なさもあれば、ありがちな設定結末で拍子抜けしたり。読みやすいが全体的にう~ん、不完全燃焼かな。2016/09/28
ユウユウ
52
表題作含め8編の短編小説集。赤川次郎さんの作品読んだのは20年ぶりくらいかな。解説にあった大人のための童話というのはうまい表現だと思った。オチは想像しつつも、印象に残ったのは「善の研究」と「霊魂との約束」。30年以上前から執筆されていて、そのどれもが赤川次郎。軽いタッチの作家さんと(失礼ながら)見くびって、かっこつけたい年頃に一時期読まなくなっていたけど、これだけ長く作家を続けていらっしゃることに今更ながら畏敬の念を抱きました。読みやすいし、少しずつまた読んでみようかな。2016/08/05
あむぴの
37
【ナツイチ2016集英社文庫】16冊目。短編集。ゾクッとする話も。図書館で借りた本は、日に焼けてボロボロだった。今までたくさんの人に読まれてきた本なのだな。1983年。2016/07/25
ほっこりまったり
31
【ナツイチ2016】ぱっちんに目が眩んで購入笑 表題の長編かと思ったら短編集だった。どの話もゾクッと寒くなる読後感がある。それもナツイチに選ばれた理由のひとつか...ヒィ(;゚;Д;゚;)ィイィ! そしていとも簡単に人が死ぬ。赤川次郎は高校生の時に初読み、08年「萌黄色のハンカチーフ」から「銀色のキーホルダー」まで遡って読み11年まで杉原爽香シリーズを読んだ。人間関係のドロドロに嫌気が差したが今作もそんな後味。学生のとき読んだ作品の方が好きだったなぁ...⁝(ᵒ̴̶̷᷄൧̑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝2016/07/04
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