集英社文庫<br> みだれ撃ち涜書ノート

集英社文庫
みだれ撃ち涜書ノート

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  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087505221
  • NDC分類 019

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

59
【再読】昭和54年に刊行された著者の書評は146冊に及ぶ。中でも広瀬正「タイムマシンのつくり方」に20枚以上のページを割いているのは、SF作家の著者としては特筆すべきことだったのだろう。書評を読むと、読みたい本が増えるのが常なのだが、今回ばかりは40年以上前のもので、紹介されている本は更に時代を遡るものもある。読了本も数少ないがあったが、読みたい本登録は涙を呑んで差し控えた。解説は屋上屋を重ねる感が否めないし、論点には疑問が残った。2022/09/07

メタボン

29
☆☆☆ ある意味筒井らしい書評集。思い入れのある本にはかなりの枚数を費やしているが、そうでもないものは、ちょっとしたパロディでお茶を濁している。残念ながら、読みたいと思わせてくれる書評は少なかった。2022/01/14

sayan

8
本棚の整理をしていたら見つけた。昭和57年に発行され同時代の100冊超の書籍を中心に筒井節炸裂の書評と感想が満載。こういった本を読まない限りなかなか出会えない書籍もあり、次の著作は是非読んでみたいと思った。Aモラヴィア「ロボット」、Aヘイリー「マネーチェンジャーズ」、長部日出男「善意株式会社」、光瀬龍「秘伝宮本武蔵」上・下、Mシューヴァル・Pヴァールー「テロリスト」、かんべむさし「公共考査機構」、山田正紀「竜の眠る浜辺」、楽しみだなあ。2016/01/04

akiu

7
フリースタイルな書評集。みだれ撃ちといいつつ、取捨選択を十分にしており、なおかつ、ヤバいことはあまり書いてない(著者を直接貶めるようなことはそんなに書かない。ヘンなことを言う評論家はバンバン貶す)。この辺はやはりうまくバランスをとっておられるなと思います。読みたい本はバカスカ増えました。40年前のだから、手に入らないものも多いかな…。ぼちぼち集めます。あと、広瀬正についての長文書評(というか彼の作家人生について)は読み応えたっぷりでした。多くの人に読んでほしかったんだろうなぁ本当に。2018/10/25

u17

3
筒井康隆による書評集。読みたい本が一気に増えた。1970年代後半に書かれたものであるため、紹介されている本は現在入手困難なものも少なくないが、「瀆書ノート」と銘打たれている通り自由に書かれているものが多く、エッセイとしても楽しめる内容になっている。併録されている「虚構性の再発見」はとりわけ心強いことが書かれていて、勉強にもなった。読書のおともに良い一冊。2017/08/08

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