感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本匠
12
長岡天神の一箱古本市で購入した本。この方も初読。雑誌「旅」で連載されていたものをまとめたもの。昭和50年代に観光地とは言えない町の様子を描いているので、寂しく、侘しい印象。著者の女性や美醜に関する表現、考え方に対しては違和感があった。古い本だから仕方がないのかもしれないけれど、古い本でもそうした事が気にならない本もあるのだから、そこは書き手の問題なんだろう。時代を超えて残るという事はとても難しい事ではあるけれど。2018/06/03
アメヲトコ
1
鉄道旅行の本ではありません。北は北海道広尾から、南は宮崎県綾まで、日本各地の小さな町をめぐった紀行文集。抑制のきいたなかにユーモアがあり、時にはしんみりとさせる文体で、どこか宮脇俊三翁とも重なるものを感じました。昭和52年の連載で、さても昭和は遠くなりにけるかな。2015/02/07
yamakujira
0
昭和５２年に雑誌に連載した紀行文をまとめた文庫本だから、内容は古いね。タイトルは、１２章の中のひとつの章題から取ってるのだけど、他にも廃線になった鉄道駅の町があって、そのうち全編「時刻表地図から消えた町」になっちゃうかも。なんにもない町を選んで旅してるわりには、興味の対象が俗っぽく、退屈が伝わるようで残念。それにしても福田さん、鰻が好きなんだねぇ。 （★★☆☆☆）2013/08/22
さっと
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てっきり廃線跡をめぐったものだと思ったら・・。著者の祖父の足跡を辿った生野への旅をはじめ、どれもいいです。2008/12/13
