感想・レビュー
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ヨーコ・オクダ
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斎藤センセお得意の都市行政系と思わせつつ、企業公害、万葉集、自衛隊、密室殺人等いろんな要素がトッピングされて、ずいぶん遠回りさせられた上でモヤっとしたゴールに辿り着く。公害というデメリットを含みつつも開発事業を進めたい企業の社員と反対派の市民たちを指導する大学教授が死亡。この2人の死に、両サイドの対立がどう関わるのか?実行犯は??教授の娘と弟子が進める調査と警察側の捜査から明らかになった事実はいかに???途中、自衛隊が開発した秘密兵器とやらが2つほど登場する場面ではちょっと興醒めしてしもたー。2022/01/07