内容説明
同姓同名であったために、誤配された一通の封筒。若きインテリ総会屋井田有生は、封筒を受け取ってから、奇妙な事件に巻き込まれてしまう。配達人は殺され、本来の受取り人は自殺をしてしまった。真相究明のため、井田は友人とともに封筒を開くと、中から凶弾に倒れた世界的に有名なミュージシャンの歌が録音されたテープが出てきた。そして、綾乃と名乗る謎の女が現われて…。長編サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水素
6
1992年の作品なので、カセットテープとかが出てきて時代を感じます。主人公の仕事と本名を使わない所、そういうのがいまいち使い込めてないかなーと思いました。原さんのキャラは好きですね~。後大沢作品なのに女との情事が特になかったのが意外でした笑 今の大沢さんの作品にあるハードボイルドさは薄めですね。2014/02/10
鮎川まどか@AnxAn
4
惜しい。 楽しませよう、驚かせようとする意思や努力は伝わるが、ツギハギな感じが否めない作品。 相方の超設定云々より、次世代の総会屋という設定が泣いている。2011/04/10
たーくん
3
再読。同姓同名であったために、事件に巻き込まれる若き総会屋井田。長編サスペンス。2014/06/14
烏骨鶏
2
大沢在昌さんの、これは結構古い作品なのかな、読んだ事あるのかどうか迷いながら読んだが、多分読んだんだろうけど、面白かった。一寸した行き違いがおおごとになっちゃう。2023/09/01
よし
2
遺産って良くも悪くもいろいろ問題に。 原の正体はやっぱりって感じかな。2021/04/09