内容説明
藤堂エイスケ、34歳。一流商事会社の課長代理。人間は朝起きて夜寝るものだという思想の持ち主。そして“私”25歳。夜に起きて、朝に寝るという生活。このふたりが恋仲になったのだが…(表題作)。ほかに、紳士然としていた男が、実は女になることにあこがれていたという性倒錯の世界を描く『ゆめのパパ』など、全8篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くらも
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「あめのよのねこぞく」。読み終えたが、おもしろくなかった。残念。全部で8遍収められているわけだが、『醜女(ブス)』と、『棘のある椅子』の結末が強いて言うなら面白かったくらい。なんとなく、文章が好きではない。あと夜遊びと女の子を好きな女の子ばかりが主人公。著者は夜遊びなどしてなさそうだけど、なんなんだろ?同性が好きだった可能性はありそう。中山あい子の解説は読みやすかったが、本編には共感もできないし文章も好きじゃないから途中からめっちゃ飛ばし読みした。「ゴーゴー」という踊りがあったことは知れた。(つづく)2023/05/31