内容説明
森と湖と氷河、カナダへ観光旅行を決意した我らが山(田舎)医者夫婦。なにせ栃木県那須湯本の山奥で開業すること数10年。口さがない村人たちとの交流は、お手のものだが、外国ともなるとちと、勝手が違う。まず手始めに西洋式便所への挑戦からはじまった…。抱腹絶倒のユーモア小説の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Galilei
3
『本日休診』『山医者』シリーズはTVドラマになり、主人公・見山鯛山役を演じた森繁久彌と著者が、TV対談を行いました。アゴからクチまで真っ黒なひげづらに、とんがった高い鼻に眼光鋭い風貌は、森繁をして、「あなたを直ぐ役者にしたい」と言わしめた強い個性。反面、これほど優しい人はないと思われるほどのお人好しでした。△那須の明け透けの人間関係は、借金、浮気、下ネタなど、他所行きなど一切ない、人間の本性がむき出しそのもので、対談でも何ら飾らず、さも旧友・森繁と囲炉裏で酒を酌み交わしている様に感じさせる、人情家でした。
miki
1
図書館本。ユーモアが炸裂の連続。その中に実に個性豊かな人々が描かれていて、作者の人間の器の広さに驚かされ、読み終わったあと、なんか人に優しくなれそうな気持ちになりました。ヒューマニズムという少々懐かしい言葉を思い出しました。ただ、下ネの多すぎには閉口しました。2021/01/12
DBII け
0
ちょっとイマイチ分かりづらい部分もありました。。。2012/09/07
kayoshi
0
★★★・・ 2004/09/10




