内容説明
麹町、富士見町、飯田町…承久年間、地下九尺の深さに張りめぐらされた木製の上水路。いまや地下げ屋暗躍の古書店街。文雅洞にバイト中の柏木圭太も、いつしか黒い渦に巻き込まれてゆく。そして、行く先々で出会う獣の感触は、いったい何か?愛猫家自認の著者が、江戸時代の資料を材に描く、まさに恐怖の“猫”シリーズ、書き下し第2弾。
麹町、富士見町、飯田町…承久年間、地下九尺の深さに張りめぐらされた木製の上水路。いまや地下げ屋暗躍の古書店街。文雅洞にバイト中の柏木圭太も、いつしか黒い渦に巻き込まれてゆく。そして、行く先々で出会う獣の感触は、いったい何か?愛猫家自認の著者が、江戸時代の資料を材に描く、まさに恐怖の“猫”シリーズ、書き下し第2弾。