内容説明
ニセ教授にニセ日本人,果ては“スパイ”にまでされてしまった大学教授のソウル留学記。ソウル大学に籍おいて研究するは経済学。発表するは演歌にポンビキ、サラ金事情。ソウルの人たちと一緒になって泣いて笑った1年間。ソウルを知っている人にも知らない人にも、こんなに愉快でチョッピリ役立つ“ソウル通信”。
目次
なぜ韓国なのか―私の韓国経験史
韓国語と私
「間諜」たち―「反共」について
「親日」と「反日」
演歌の源流=韓国説を駁す
明洞、武橋洞、清涼里
「新村ブルース」
「パンアッカン(粉挽き所)」のひとびと
ソウル大学から
終章 ソウリヨ、アンニョン(ソウルよ、さようなら)