内容説明
“人間の土地の王になれ”予言者はいった。神々の王・オーディンに選ばれた美獣・ハリィデールは神槍グングニールを片手に征服への道を驀進する。闘いの途中知り合った黒小人・ギンナルとおだやかな中にもりりしさを秘めた美少女・ミザーラを従え、ミッドガルド南部を制圧する。北には、最大の敵、不死王スカイハイトがいる…。過去を探して終わりない旅を続ける戦士・美獣に最後の闘いの時がきた…。長編ヒロイック・ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KimuraShinichi
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黒小人や神々のくりだす技術や、この小説世界に登場する超技術には、どれも科学技術のほのめかしがあるように見える。作者がSF作家だから、そういうふうに描くほうが現代人にとってはむしろリアリティを高めるだろうと考えたのかな。あるいは、魔法を魔法として描くことに対する照れ?2015/11/08
みみ
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「ヒロイックファンタジーは続くもの」だからこそ、これでおわるんだというあとがきが泣ける。まるで追悼文のようじゃないか。2014/05/15
権三郎
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久しぶりの再読。日本初のヒロイックファンタジーらしい。北欧神話を舞台とした剣と槍と筋肉と血飛沫の物語。2019/09/05