集英社文庫<br> 広報室沈黙す

集英社文庫
広報室沈黙す

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  • サイズ 文庫判/ページ数 594p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087488074
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

長期ワンマン体制で会社を運営している会長。甥が副社長で次期を狙い、現社長は会長による会社の私物化を批判、陰湿な内紛が続いている。そのさなか、経済雑誌によるスキャンダル報道で社内は大揺れ。社長逐い落としを狙った内部リークだと分かったときから、新任の広報課長木戸は企業の矛盾を一身に背負いこむこととなった。損保業界の名門企業を舞台に広報マンの哀歓を描く長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

納間田 圭

56
モデル企業は昭和時代のY社。新宿に贅沢極まりない本社ビルを構える業界第二位の財閥系…トップのT社をターゲットに派手な営業政策は有名。約20年後に実際に業務停止になっている。経済雑誌によるスキャンダル報道で社内は大揺れ。許せないのは…いやな仕事をすべて部下に押しつけて報告は聞かなかったことにするミスターX室長。こんな中、新任の広報課長は企業の矛盾を一身に背負い込み対応。彼は…その裏に隠された社内派閥抗争を知る。彼はバツイチ…癒してくれるのは幼い愛娘と社長秘書室の彼女…殺伐とした中で彼女との逢瀬は“ほっこり”2018/01/28

藤澤謙光

2
前から読みた方作品。木戸の仕事ぶりに敬服。個人的には福井記者と清水室長がよかった!2013/05/18

ほっこりね

1
いっきに読了。 損保業界の色んな話もでてくるかなと思ってたら、トップ人事の話だけで、こんなに読みごたえがあるとは。 役員室での会話も、本当だとしら、大会社なのに、ありなのかーって驚きつつも、今もあるんだろなって思ったり。30年前を感じさせませんでした。 入社前に読んでたら、どうなってたかな・・ワタシ。2014/06/07

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