集英社文庫<br> 戦いやまず日は西に

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集英社文庫
戦いやまず日は西に

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  • サイズ 文庫判/ページ数 231p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087487947
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

死の苦しみに耐える力を培いたい、それが私の死に支度である。「いつまでも若々しく美しく、楽しい老後を過ごすには」などと暢気に言っていられない。自然に枯れていって枯木のように朽ち倒れる。それが私の理想の死である。まったく、死ぬのは生きるよりも大変である。苦痛に耐え、どんな目に遭っても文句をいわない。―アイコ先生の、死ぬための心構えを、ユーモラスに描くエッセイ集。

目次

戦いやまず日は西に
私の死に支度
無知か無恥か
女の力
今日を生きる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

33
佐藤愛子さん70歳の頃のエッセイ集。「秋晴れや古稀とはいえど稀でなし」確かに、今の70歳はみなお元気だ。愛子さんは20歳で結婚し、30歳で2度目の結婚をし、40歳半ばで離婚し、その時に背負った借金を返し終えて、あとはものを書いて暮らしていけばいいようになったのが50歳。たまっていたお金で北海道の浦河に別荘を建てた50歳から様々な超常現象が現れることになる。でも、どんな大変そうなときも愛子さんは明るく強い。お父様に似た真っすぐで気取りのない性格は変わらない。2021/09/11

アーちゃん

16
アイコ先生、1993年頃のエッセイ。もう20年以上前ですが、既に古稀を迎えて怒れる老人の大先生ですが、ファンの方との温かい(笑)触れ合いを描いた「読者と赤い糸」が面白かったです。私の読者は文庫をしかも図書館利用が圧倒的に多いとお書きになってらっしゃいますが、先生のエンタティメント性と読みやすい文章のためかと思われます。また「女は年をとると髭が生える」やや長めですが、名文だと思います。「お父さま」には耳が痛い内容かもしれませんが。2017/09/23

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