内容説明
生粋の江戸っ子である著者が、長野県佐久市の内山に、土地を買い、家を建てた。都会人が別荘をもって、優越感にひたるのとは違って、故郷を追われた敗者復活戦との意気込みであった。しかし、信州の自然に魅せられ、地元の人々に、ぞっこん惚れてしまった著者。貯金に励み、家作りにつぎこんだ。満天の星のもとに佇むわが家を思い、目頭を熱くする。「田舎」暮しの魅力、喜びをユーモラスに描く。
目次
「田舎」は子共のころからの憧れ
「田舎」の物件を見に行く
そこは信州の過疎地
「田舎」のエグゼクティブは凄い
残照が紅葉を燃やす里
土地を手放す悩み
「お米」と「ゼネコン」と「田舎」
「田舎」で最初の御難
「夜這い」についてのこもごも
「自分が寝る分おうたら死ぬ」〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
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田舎に憧れて、東京から佐久へ、女ひとり移住した日々の悲喜こもごも。やっぱり田舎は人間関係がわずらわしいね。 (★★★☆☆)
つちのこ
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集英社文庫版。2020.1.18読了2020/01/18
ki-luck
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私って田舎にも知り合いがいて、偉い人とも友人になれたから、村価格で購入できたり、修繕も安くしてもらったの。ちょっと優しくしてやった男に好意を抱かれちゃって、色恋沙汰にもなったのよ。…て感じの自慢話80%、自虐話10%、その他10%で構成されており、俗にいうオバサンの世間話をまとめたような本。半分まで我慢して読みましたが、残りはパスした。2020/09/17