内容説明
往年のボードビリアン、レイニー・青田の謎に包まれた半生を追うことに熱中する夫。そして妻は…。結婚して６年。愛はあるけれど、少しばかり情熱の失せた夫婦の、平穏な日常。そんな日々にある秘密と呼ぶには、少しばかり大げさな隠し事―。レイニー・青田を軸として、そこに関わる男女の、切なく官能的な交錯を描く連作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もとやん
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往年のボードビリアン、レイニー青田に関わる人々を描いた連作集。キレのある文体で、男女の会話も洒脱。心なしかバブルの残り香を感じます。解説は鷺沢萌。彼女が夭折しなければ、今頃どんな作品を手がけていただろう？などと物思いに耽ってみたり。2019/01/30
